足首不安定症における足底皮膚感度について

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は慢性足首不安定症患者、対処者、および無傷対照群における
認知負荷の有無による足底皮膚感度についての論文を引用していこうと思います。

論文

慢性足関節不安定症(CAI)の患者において、足底の軽いタッチの障害が確認されたが、
無傷の対照群では確認されなかった。CAI患者が同様の障害を示すかどうかは不明である。
同様に、認知的負荷は様々な集団において姿勢制御に影響を
与えることが示されているが、感覚知覚にどのような影響を与えるかは不明である。
この研究の目的はセムス・ワインスタイン・モノフィラメント(SWM)を用いて、
安静時と認知負荷時の皮膚感覚閾値の違いを、無傷の対照者、コーパー、CAI患者間で評価する。

合計45名の参加者(平均±SD年齢、20.2±2.8歳、身長、167.6±9.9cm、体重、66.3±14.7kg)を
募集し、足関節不安定性測定器のスコアに基づいて、CAI群、コーパー群、対照群に分類した。

結果として、CAIの参加者は、第1中足骨頭、第5中足骨基部、
足洞のSWM閾値が対照者よりも有意に高く、
第5中足骨基部と踵骨の閾値が対処者よりも有意に高かった。
また、第5中足骨と踵骨の付け根の閾値は、対照群よりも有意に高かった。
認知負荷の主効果は、4部位すべてで確認された。

結論として、CAI患者は、対照者や対処者に比べて足底感覚に障害がある。
認知負荷は、CAIの状態にかかわらず、足底の皮膚感覚閾値を上昇させる。

まとめ

足底を良く出来ると様々なメリットがあるので
マッサージガンや振動マシン系は効果が高いので
運動前に出来る望ましいです。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。