慢性腎臓病患者に対するデジタル身体活動と運動介入

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は慢性腎臓病患者に対するデジタル身体活動と
運動介入についての論文を引用していこうと思います。

論文

本研究では、身体活動や運動のためのデジタルヘルス介入が
慢性腎臓病(CKD)患者の健康アウトカムや実現可能性に及ぼす影響を系統的にレビューすることを目的とした。

550人の参加者を対象とした8件の研究が対象となりました。

結果として、研究の数は少なく、介入の種類、CKDの病期、測定されたアウトカムもさまざまで、性質も不均一であった。
その結果、身体活動レベル、自己効力感、身体組成、身体機能、心理的転帰に関するエビデンスは不十分であり、
これらの領域に対するデジタル介入の効果に関する結論を導き出すには不十分であることが示された。

それにもかかわらず、これらの研究は、このコホートにおけるデジタル介入の実現可能性と受容性を示し、
これは共同デザインの使用に関連している可能性がある。
このレビューから得られた知見の限界は、対象となった研究の数が少ないこと(n=8)および
一般的にバイアスのリスクが高いことに起因している可能性がある。

CKD患者の身体活動や運動を促進するためのデジタル介入は、新たな分野である。
現在、スマートフォンアプリケーションまたは複合技術(ウェアラブルデバイス+スマートフォンアプリケーション)からなる
介入が最も一般的である。
現在の知見では、身体活動と自己効力感の変化はわずかであり、
身体組成と身体機能については相反する結果であり、精神的な健康アウトカムには変化がないことが示されている。
実現可能性と受容性については有望なデータが報告されている。
このように、デジタル介入は、日常的な腎臓ケアにおける身体活動や運動における
サービスギャップを克服するための受け入れ可能で実現可能な選択肢を提示しているが、
CKD患者の健康関連アウトカムに関するこれまでのエビデンスは限られている。

消費者のニーズを明確に取り入れ、臨床上の優先事項に対処するために調整されたプログラムを提供する
質の高い追加研究が必要である。
レジストリのデータから、現在進行中の様々な試験が
このギャップに近いうちに対処する可能性があることが示唆される。

まとめ

慢性腎臓病には運動は必要不可欠ですが
デジタル介入はまだ分からないよっていうだけです。
運動は必要ですので。
スマートウォッチを付けたら目標まで動こうや
ポケモンGOなどのゲームのために動く人はいるので
そちらは運動習慣を改善すると論文があるので
個人的には効果的かなと思っています。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。