肘外側の痛みに対する手技療法と運動

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は肘外側の痛みに対する手技療法と運動についての
論文を引用していこうと思います。

論文

この研究の目的は外側肘痛のある成人に対する手技療法、処方された運動、またはその両方の利点と害を評価することである。

23 件の試験 (参加者 1612 名) が選択基準を満たしました (平均年齢 38~52 歳、女性 47%、利き腕 70%)。

結果処方された運動、またはその両方と最小限の介入との比較、
確実性の低いエビデンスによると、手技療法、処方された運動、またはその両方により、
治療終了時の痛みと障害がわずかに軽減される可能性がありますが、

効果は持続せず、健康関連の生活の質または治療の成功を報告する
参加者の数にほとんどまたはまったく改善が見られない可能性があります。

4週間から3か月の時点で、最小限の治療で平均痛みは5.10ポイントでしたが、
手技療法、処方された運動、またはその両方により、痛みが-0.53ポイント減少しました。
有害事象は軽度かつ一過性で、疼痛、打撲、胃腸障害などが含まれ、重篤な有害事象は報告されなかった。

結論として、肘外側の痛みがある人を対象とした単一の試験から
得られた確実性の低いエビデンスによると、プラセボと比較して、
手技療法は治療終了時に痛みと障害の点で臨床的に価値のある利益をもたらす可能性があるが、
95%信頼区間には重要な改善と改善なしの両方が含まれており、長期的な結果は不明である。
12の試験から得られた確実性の低いエビデンスによると、手技療法と運動は治療終了時に
痛みと障害をわずかに軽減する可能性があるが、これは臨床的に価値がない可能性があり、これらの利益は持続しない。
治療後の疼痛は手技療法による有害事象であったが、事象数が少なすぎて確実ではない。

まとめ

痛みには根本原因は何かってところから考える必要があります。
ただの手技や運動するだけでは改善されない場合は、
根本原因が改善れていない場合があります。
そこを見極めて肘が痛くとも肘以外も見れないと絶対に良くならないです。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。