変形性関節症に伴う慢性膝痛に対する間葉系幹細胞

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は変形性関節症に伴う慢性膝痛に対する
間葉系幹細胞についての論文を引用していこうと思います。

論文

この研究の目的は変形性膝関節症(OA)に続発する慢性膝関節痛に対する
間葉系幹細胞(MSC)の有効性を評価することである。

16の試験(807人が参加)を対象とした。

結果として、3~6ヵ月時点では、MSC療法による疼痛緩和、または身体機能、
身体機能下位尺度におけるWMDは、おそらくほとんど差がない。

12ヵ月後の時点で、MSCの注入はおそらく疼痛にほとんど差をもたらさず
身体機能を改善する可能性がある。
MSC療法は、あらゆる有害事象および膝関節の疼痛と腫脹のリスクを増加させる可能性がある。

結論としてOAに伴う慢性膝関節痛に対するMSCの関節内注入は、
おそらく疼痛や身体機能の改善をほとんどもたらさない。

まとめ

幹細胞は現状効果があるのは少ないように感じますね。
美容系でもありますけどほとんど効果無いですからね。

注射して入れる系はリスクを伴いますので、
変なリスクを取るならやらない方がいい事もあると思っておいてください。

過去おすすめ記事
膝へのヒアルロン酸注射が悪?

この記事を書いた人

アバター画像

KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。