急性運動に対する感情的反応

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は急性運動に対する感情的反応: 1回の運動が一般的な気分、不安、うつ症状に
及ぼす潜在的な有益な効果のメタ分析についての論文を引用していこうと思います。

論文

このメタ分析では、急性運動に対する一般的な気分状態、不安、うつ症状の反応の程度を調べ、
情緒反応に影響を与える可能性のある運動プロトコルの特性と背景にある健康行動を探ります。

合計103件の研究が含まれ、4671 人の参加者のデータを提示しています。

結果として、運動前から運動後にかけて、全般的な気分状態が改善しました。
不安および抑うつ症状も運動によって改善しました。

これらのメタ分析のそれぞれに、統計的に有意な大きな異質性が認められました。
この異質性は、参加者の健康状態の違いでは説明できませんでした。
潜在的な調整因子 (運動の強度、運動方法、通常の身体活動レベル、または参加者の体重状態) を
使用したメタ回帰分析でも、異質性は減少しませんでした。

結論として、このメタ分析では、急性運動に対する反応として、
全般的な気分が大幅に改善され、不安が軽減され、うつ症状が軽減されることが示されています。
効果の大きさには大きなばらつきがあり、急性運動に対する肯定的な感情反応の
決定要因を特定するには、さらなる研究が必要であることを示しています。

まとめ

運動するとすっきりするという方は多いです。
当ジムでも来るまではキャンセルしようか悩んでいても
動きさえすればすっきりしていいという方は多いです。
なので気持ち的にマイナスでも動けるなら動いた方がいいですね。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。