バランス制御障害における内耳の役割の可能性

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は運動と脱水:バランス制御障害における内耳の役割の可能性についての
論文を引用していこうと思います。

論文

本研究では、運動による脱水が姿勢感覚運動戦略、
特に前庭入力の使用に及ぼす影響を評価することを目的とした。

10人のスポーツ選手が換気閾値よりわずかに低い強度で、
水分摂取なしで自転車エルゴメーターで45分間の運動を行った。
彼らは運動前、運動直後、および運動20分後に、3つの視覚条件 (開眼、閉眼、および動揺参照周囲視覚運動) と
2つのプラットフォーム条件 (安定したプラットフォーム、動揺参照プラットフォーム運動) を組み合わせた6つの
異なる感覚状況でバランス制御を評価する感覚組織化テストを行った。

結果として、姿勢パフォーマンスは主に標準的な状況 (開眼、安定した周囲視覚およびプラットフォーム) および
前庭刺激のみが信頼できる場合 (閉眼、および動揺参照プラットフォーム) に、運動直後に低下した。

さらに、前庭入力の使用低下は脱水レベルと相関していた。
最終的に、姿勢パフォーマンスは運動の20分後に正常化した
筋肉疲労が姿勢パフォーマンスの低下を説明できるとしても、
前庭液の変化が迷路内恒常性に影響を及ぼし、バランス制御に対する
前庭情報の寄与を低下させることも関係している可能性があります。

まとめ

運動中はこまめに水分を摂るようにしましょう。
心拍数に影響があるので摂るメリットはあれど摂らないメリットはほぼないです。

今は令和なので昭和の運動方法を未だにやっている人がいれば
本当にやばい人です。頭が。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。