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2024.05.29

頭部前方姿勢、姿勢制御と歩行の関係

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は頭の前方姿勢、姿勢制御と歩行の関係についての
論文を引用していこうと思います。

論文

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36274469/

FHP患者では姿勢制御や歩行に障害がみられると報告する研究が増えているが、
相反するエビデンスもある。これらの関係に焦点を当てたシステマティックレビューは現在までに得られていない。
この研究ではFHPと姿勢制御、歩行の間には関係について調べた。

19の研究がレビューの対象となった。

結果として、一貫したエビデンスにより、FHP患者は安定性の限界(n=3)、
パフォーマンスベースのバランス(n=3)、頸部プロプリオセプション(n=4)に有意な変化があることが支持された。

FHPと静的バランス(n=4)および姿勢安定性コントロール(n=4)との関係については、議論のあるエビデンスが存在した。
歩行と前庭機能の変化を支持するエビデンスは限られていた。
誘発されたFHPに関する3つの研究では、一貫して姿勢制御の低下は認められなかった。

現在のエビデンスは、FHPと、安定性の限界、パフォーマンスベースのバランス、
および頸部プロプリオセプションにおける有害な変化との関連を支持している。
このレビューの結果は、単に全体的なバランス障害を示すのではなく、
FHP患者の臨床評価において、姿勢制御の特定の側面の低下を明らかにする必要があることを示している。

まとめ

頭部前方位姿勢はあまりいいことはないですね。
日常生活においてもですが、競技を行ったりする場合でも
改善できるに越したことはないです。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

パーソナルジムFLEXER佐藤町店の店長。ブログでは基本的に解剖学や運動学等の文献を引用した記事を執筆しています。

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