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2024.05.22

前頭姿勢における運動能力の比較

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は前頭姿勢のある大学生アスリートとない大学生アスリートの間の
感覚運動統合とスキル関連の体力要素の比較についての論文を引用していこうと思います。

論文

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35894888/

この研究では頭部前方姿勢(FHP)の参加者と、厳密にマッチさせた
正常な頭部アライメントの対照群を比較し、感覚運動統合および技能関連体力要素を評価すること。

FHPを有する50名の参加者と、年齢、性別、肥満度をマッチさせ、
頭蓋椎体角が55°以上と定義された正常なFHPを有する50名の参加者において、
FHP、感覚運動処理、技能関連体力変数を測定した。

結果としてFHP群と対照群の間には、感覚運動統合変数である
前頭部N30電位について統計学的に有意な差が認められた。

さらに、感覚運動処理変数についても群間差が認められた。
技能関連体力変数についても、統計的に有意な群間差が認められた。
頭蓋椎体角の大きさは、すべての測定変数と相関を示した。

結論としてFHPを有する大学生アスリートは、頭部矢状面姿勢アライメントが
正常なアスリートと比較して、感覚運動処理および統合測定値に変化を示し、
技能関連体力が効率的でなかった。

まとめ

FHPは改善できる範囲で改善すべきですね。
運動にも影響しますし、痛みなどにも関わってくるので
いい事はあまり無いと思います。
疲れやすさも増します。
いい事が本当にないとです。

過去おすすめ記事
・頭頚部前方姿勢について

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

パーソナルジムFLEXER佐藤町店の店長。ブログでは基本的に解剖学や運動学等の文献を引用した記事を執筆しています。

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