大会直前で水・塩を抜きすぎるとパンプしない?

こんにちはTOMOAKIです。
オンラインコーチングでクライアントさんと
最終調整についてやりとりしていると
最終調整でよくある失敗の一つとして、
「水や塩を抜きすぎてパンプしなかった」
ということです。

そこで今日はなぜ塩や水を抜きすぎると
パンプしづらくなることがあるのか
紹介していきます。

極端な戦略を取る前に
参考程度に見ていただければと思います。

パンプとは?

この論文では、筋肉への血流増加により
細胞の膨張(パンプアップ)
引き起こされると述べられています。

これは一時的に筋肉を大きく見せるだけでなく、
筋タンパク質の合成を促進し、
分解を減少させる効果がある可能性があります。

特に「ボディビルディングスタイルのトレーニング」では、
適度から高い繰り返し数と限られた休息時間を用いることで、
この効果が強まるとされています。

この現象は、筋肉内の代謝生成物が増え、
それが浸透圧作用としてさらに細胞内に
水分を引き寄せる
ために起こります。

つまり、適切な負荷を繰り返すことで
細胞内に水分を引き寄せ、
筋肉が膨張するというメカニズムです。

水分・塩分と血流

水分や塩分の不足は血流に
大きな影響を与えることが知られています。

こちらの研究によると
脱水はナトリウムの不足と血液量の減少につながり
高血圧などの代謝障害を引き起こす可能性があります。

血流が不足すると、筋肉やその他の組織への
酸素や栄養素の供給が不十分
になり、
パフォーマンスの低下や疲労感の増加を
引き起こす可能性があります。

さらに、電解質の不均衡は筋肉の収縮機能に
障害を与える可能性があり、
スポーツや運動時のパフォーマンスに
直接影響することがあります。

まとめ

水分不足やナトリウム不足による脱水は
血流量を減少させ、
その結果パンプに必要な筋肉への血流増加が
適切に起こらず、パンプしない!
ということが起こりえます。

極端な塩分や水分調整は
パンプ感を損なうリスクがある
ため
浮腫防止で行う場合も多少の調整に留めておく、
もしくは事前に試すと良いかなと思います。

この記事を書いた人

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TOMOAKI

2021年度JBBFジャパンオープンクラシックフィジーク168cm以下級準優勝など数多くのコンテストで優れた成績を残し続けており、2022年度から正式にmaison de FLEXER所属のパーソナルトレーナーとして指導中。KONDOやKAMEYAMAより常日頃から様々な知識を供給されそれを活かしてオンラインコーチングで月当たり約30名を指導している。