KONDOです。
ようやく春の陽気。
暖かくなってまいりました。
ちらっとニュースで目にしたのですが
2月よりも3月の平均気温が
下回っていたという・・・
確かに寒かったですもんね。。。
さて今回はエビデンスに関わるお話です。
体験談はエビデンスか?
コロナのせいなのかなんなのか
「エビデンス」という文言を
目にする機会が増えたように感じます。
「それってエビデンスあるんですか?」
という様な定型文も。
これ自体根拠を求めているだけで
別に嫌な言い方ではありません。
寧ろエビデンスあるんですか?に対して
丁寧に根拠を示して説明できる人は
非常に賢明な人かなと思います。
ちなみにInstagramにて
フォローし合っている方が居まして(以下、Aさん)
そのAさんは職業柄もあってか
物販の販促投稿が非常に多い人でした。
そのAさんの投稿があまりにも悪徳すぎて
「この製品って何か根拠があるんですか?」と
聞いたことがあります。
「わああああ、プロの方からの返信をいただき
驚きおののいております、ありがとうございます。
この製品を使用して効果があったって
周りの方から嬉しいお声をいただいております!」
というクソみたいな返信がきました。
テキトーに返信してブロックしました。
もちろんAさんのそういった過剰な悪徳投稿が
面白かったのでわざとフォローしていたのですが。
(性格の悪さの極み!!!悪童KONDO!!)
という様にわりとn=1的な
ただの体験談をエビデンスとして
堂々と言い張るお馬鹿さんが世の中多いです。
そして何故かそれに対して信憑性を見出し
信じ込んでしまうカモも居ます。
体験談はあくまでも体験談です。
○○を摂ったから●●が改善された
という体験報告があったとしても
もちろんそれは個人差が存在しますし
そもそも○○を摂ったという行動が
●●が改善したという結果に
直接的に影響したかどうかは不明です。
偶然何かしらの行動パターンが変更されたとか
▲▲をその期間中摂っていなかったとかの
複数の因子が存在します。これら
交絡因子が存在することを忘れてはいけません。
エビデンスの誤用
「エビデンス」というワードが広く普及したせいか
主に美容品やサプリメントなどで
日本のメーカー側やインフルエンサーが多用し
製品が優れていると誇張、誇大広告を
しているのをよく目にします。
製品に対して
エビデンスがあるとか
臨床結果云々とか
一般消費者の素人には凄味を感じさせる
そんな文言を多く見かける様になりました。
あくまで私が見た範囲内ではありますが
そういったインフルエンサーやサロンが
独自で販売しているサプリメントの
製品ページに掲載されていたエビデンスに
目を通すとクソでしたし
信憑性は一切ありませんでした。
寧ろエビデンスを見せていないところも。
が、「エビデンス」というワードがあるだけで
消費者からすると効果が有る、安全だという
印象を与えるのでしょう。
有意差が出るまで治験
健康食品やサプリメントなどの
治験をして効果をデータで示すサービスを
提供している会社があるのをご存知ですか。
その業界トップシェアを誇る会社の
やばすぎるサービスが話題となって
一時期炎上していたので取り上げます。
簡単に言うと、
「ヒト臨床試験有意差保証プラン」というプラン名で
有意差が出るまで何度も治験を繰り返す
というぶっとんだ事をやっているのです。笑
”有意差保証”という
治験とは・・・となるような意味不明なプラン名で
やっている時点でお察しです。
さすがに炎上したのでプラン名を変更し
「ヒト臨床試験安心プラン」に。草
探してみてください。
ものすごい結果数が記載されているので
有意差出るまでめっちゃ繰り返してたんだなー
って思えるので優しい気持ちになれますよ。
まとめ
というようにエビデンスぽいものが
氾濫している状態になりつつあります。
こういうサービスを利用していなくとも
実際にエビデンスに目を通すと
全然そんなこと書いてないやんけー
寧ろ有意差無いしーーくらいなのばかりなので
基本的に健康食品やサプリメントが出している
そういった効果立証されている系は
ゴミが大半なのでお気をつけください。