KAMEYAMA 
みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回はレジスタンストレーニング(RT)は老化した皮膚を若返らせるかについての論文を引用していこうと思います。
論文
この研究では皮膚の老化に対するエアロビックトレーニング(AT)と
レジスタンストレーニング(RT)の効果を比較するために、
61人の健康な座位中年日本人女性を対象に16週間の無作為化試験を行い、
トレーニング介入前後に参加者から採取した血液サンプル中の様々な因子の循環レベルを測定した。
並行して、血漿サンプルを正常ヒト初代真皮線維芽細胞（NHDFs）に添加し、
真皮ECM関連遺伝子の発現を定量した。
本研究では、RTが皮膚の弾力性、真皮上部の構造、真皮の厚さの悪化といった皮膚の老化に対抗することを示した。
真皮の厚さの増加は、皮膚に対するRTの特異的効果であり、CCL28、N,N-ジメチルグリシン、
CXCL4の循環レベルの低下と、それに伴う真皮BGNの発現の増加によって誘導されることが示唆された。
ATは皮膚の弾力性と真皮上部の構造にプラスの効果を示したが、真皮の厚さは改善しなかった。
ATとRTは、人体に対する生理作用が異なり、メタアナリシスではRTはATよりも筋肥大を促進することが示されている。
本研究でも、RT群で除脂肪軟部組織量（LTM）と1反復最大値が有意に増加し、
このRT介入が有効であることが確認された。RT群における総LTMの増加は0.44±0.13kgであり、
変化率は1.2±0.35％に相当した。
20週間のRTプログラム（70％RM、全身を対象とした［8エクササイズ］、週3回）を実施した
中年者（45～55歳、n＝20、女性50％）では、総LTM23が1.1％増加したことから、
筋肥大の程度は中年の参加者にとっては妥当なものであった。
AT群では、体重とBMIが有意に減少し、VO2peakが有意に増加した。
結論として、ATとRTによる16週間の介入により、両トレーニング介入は皮膚の弾力性と真皮上部の構造を改善することにより、皮膚の老化に対抗することが示された。
さらに、RTは、CCL28、N,N-ジメチルグリシン、CXCL4の循環レベルの低下を誘導し、
真皮BGNの発現を抑制することにより、真皮の厚さを増加させる。
本研究は、RTが加齢に伴う真皮の菲薄化に対抗する機序のみを明らかにしたものであり、
ATおよびRTによる皮膚の若返りの他の機序はまだ解明されていない。
まとめ
肌のためにビタミンＣを摂る様にしました。
肌のためにいい化粧水･乳液使ってます。
これらはたまに聞くことがありますが
適切に栄養摂ってしっかり運動して睡眠を取るが何よりも最優先です。
その上のプラスであるべきかなと個人的には思っています。
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・皮膚の老化を遅らせるための可能性を示唆