増量でケトジェニックってどうなの? #コーチングQ&A

こんにちはTOMOAKIです。
ケトジェニックと聞くと
一般的にダイエットのイメージが強いですが
過去にクライアントさんから
「増量期にケトジェニックは有効ですか?」
と質問がありました。

ケトジェニックダイエットはダイエット時における
筋肉量の維持や筋力アップには不向き
そうというのは
KONDOさんのこちらの記事で紹介されていますが
増量期はどうなのでしょうか?

今回の質問にマッチする
興味深い論文がありましたので紹介します。

ケトジェニック vs 高炭水化物食

この研究は、レジスタンストレーニングを行う
トレーニング済み男性における
ケトジェニックダイエット(KD)の体組成への
効果について評価したものです。

  • 研究の目的:トレーニング経験のある男性において、
    8週間のケトジェニックダイエットと
    レジスタンストレーニングを組み合わせた際の
    体組成への影響を評価する。
  • 方法:24人の健康な男性を
    ケトジェニックダイエットグループ(KD)、
    非ケトジェニックダイエットグループ(NKD)、
    コントロールグループ(CG)にランダムに割り当て、
    8週間のレジスタンストレーニングを実施した。
    体組成の変化は二重エネルギー
    X線吸収法(DXA)を使用して測定された。
  • 結果
    KDグループは、筋肉量を減らすことなく、
    脂肪質量と内臓脂肪組織の有意な減少を示した

    NKDグループは、体重と筋肉量の増加を経験した。
    CGでは、体重や筋肉量に有意な変化は観察されなかった。
  • 結論:ケトジェニックダイエットは、
    レジスタンストレーニングを行う
    トレーニング歴のある男性において、
    筋肉量に影響を与えることなく、
    脂肪質量と内臓脂肪組織を減少させるための
    有効な食事アプローチである可能性があるが、
    プラスのエネルギーバランス中に
    筋肉量を増加させるための最適な戦略ではないかもしれない。

筋量を増やすためには
適切な炭水化物の摂取
(非ケトジェニックまたは従来の食事アプローチ) と、
余剰カロリーおよびより高い
タンパク質摂取を組み合わせること
が、
RT 後の筋肥大を誘導するための
最も実行可能な選択肢である可能性があります。

まとめ

今回の研究は増量においてケトジェニックは
非効率的
だという研究でした。

エネルギー収支を余剰にし、
たんぱく質摂取を体重の2倍前後にし、
筋トレのパフォーマンスを発揮するためにも
しっかり糖質を入れてあげることが
良さそうです。

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TOMOAKI

2021年度JBBFジャパンオープンクラシックフィジーク168cm以下級準優勝など数多くのコンテストで優れた成績を残し続けており、2022年度から正式にmaison de FLEXER所属のパーソナルトレーナーとして指導中。KONDOやKAMEYAMAより常日頃から様々な知識を供給されそれを活かしてオンラインコーチングで月当たり約30名を指導している。