みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は女性の慢性頭痛に対する首肩領域トレーニングについての
論文を引用していこうと思います。
論文
慢性頭痛を有する働き盛りの女性を対象とした
この無作為化試験の目的は、経皮的電気神経刺激の
プラセボ投与を受ける対照群と比較して、
頸部-肩部に対する特定の漸進的治療的運動プログラムが
頭痛の強度、頻度、および持続時間の軽減に
有効であるかどうかを検討することであった。
また、この運動プログラムが頚部障害を軽減し、
頚部機能を改善するかどうかも検討した。
現役世代の女性116名を対象とし、
運動グループ (n = 57) は、6 つの段階的な運動モジュールを含む
自宅ベースのプログラムを 6 か月間にわたって実行しました。
対照群 (n = 59) には、プラセボを投与した
経皮的電気神経刺激セッションを6回受けました。
両グループともストレッチ体操を行いました。
慢性頭痛を有する働き盛りの女性を対象としたこの無作為化試験では
頸肩部の漸進的トレーニングを6ヵ月間行った結果、
主要評価項目である頭痛の痛みの強さは、運動群でわずかに減少したが
経皮的電気神経刺激のプラセボ投与を受けた対照群でも減少した。
しかし、6ヵ月間のトレーニング後、週1回の頭痛の発生頻度は、
対照群よりも運動群の方が低かった。
頭痛エピソードの持続時間は両群とも減少した。
運動群では対照群に比べて頭痛の発生頻度が少なかった。
週間頭痛日数の平均減少率は運動群で47%であった。
このような頭痛頻度の減少は、日常生活に大きな影響を与える可能性がある。
対照群では、週間頭痛日数の平均が32%減少した。
これは、プラセボ経皮的電気神経刺激セッション中に
理学療法士が個別に注意を払ったこと、
および自宅でのストレッチ運動の遵守によるものかもしれない。
とはいえ、頸部原性頭痛の女性では、
ストレッチングは単独で行うよりも筋力トレーニングと
併用した方がより効果的であることがわかっている。
頭痛エピソードの持続時間も両群で減少しており、
頭痛頻度の減少がもたらす影響は大きい。
結論として慢性頭痛を有する働き盛りの
女性に強化運動プログラムを指導し、
プラセボ投与の経皮的電気神経刺激と比較した。
6ヵ月後、頭痛の痛みの強さはどちらの治療群でもわずかに減少した。
頸部-肩部の運動プログラムにより、週間頭痛日数はほぼ半減し、安全に実施できた。
まとめ
お客様でも運動習慣が出来てから
偏頭痛などが無くなった方もいれば緩和した方もと
程度に差が有れど良くなる方は多いです。
男性でもです。
なので運動はしっかり行っていきましょう。
過去おすすめ記事
・首の痛みを予防するための運動介入の有効性