腰痛に対する系抗炎症薬と運動療法

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、急性および慢性腰痛に対する
非ステロイド系抗炎症薬と運動療法の
痛みの強さに対する最小の価値のある効果についての
論文を引用していこうと思います。

論文

この研究では2つの事柄について調べた。
1)急性腰痛症および慢性腰痛症患者に対する
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の最小限の有用な効果は何か。
2)慢性腰痛患者に対する個別化された運動療法は、
無介入と比較してどの程度有用性が小さいかについて調べた。

急性LBP116人、慢性LBP230人がリクルートされた。

結果として急性LBPの場合、NSAIDsを追加投与した場合、
無介入の場合と比較して、最も小さい有用な効果は、
疼痛強度の30%減少であった。

慢性のLBPでは、NSAIDsの無介入群に対する追加効果は、
疼痛強度の27.5%減少であった。
慢性LBPの場合、無介入群に追加した
運動療法の効果が最も小さかったのは、
疼痛強度の20%減少であった。
急性LBPでは、ベースラインの疼痛、疼痛の持続時間、
運動レベルとNSAIDsの最も小さい有用な
効果との間に小さな関連があった。
その他の明確な関連はみられなかった。

結論としてLBP患者において、運動と非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)による
最小の有益な効果は、何も介入しない場合に比べ、
疼痛が約20~30%軽減することである。

これらの結果は、無作為化試験やメタアナリシスにおける
非ステロイド性抗炎症薬と運動の効果について、
消費者の視点を取り入れて解釈する際の参考となる。
異なる介入間の比較や他のLBPの中核的アウトカムに
関するさらなる研究が、意思決定に役立つかもしれない。

まとめ

基本的には腰痛に運動は必須ですね。
痛いから動かないとより痛いままになってしまいますので
しっかり動かすようにしましょう。
とはいえ不適切に動かせば悪化する場合もありますが。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。