みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は睡眠障害のある集団における
睡眠の質に対する運動療法の効果の比較についての
論文を引用していこうと思います。
論文
このネットワークメタ解析(NMA)の目的は、
1)さまざまな運動様式の効果を比較し、
睡眠障害者の睡眠の質に最適な運動様式を特定すること。
2)既存のエビデンスのギャップを埋め、実践のための質の高いエビデンスを提供することである。
合計1090人が参加した17のRCTで、
平均年齢53歳、57%が女性であった。
結果として受動的コントロールと比較して
エビデンスの確実性は中等度から低いが
通常治療と組み合わせたマインドボディエクササイズ、
中等度の有酸素運動と軽い筋力運動の組み合わせ、
マインドボディ運動、および中等度の有酸素運動が
睡眠障害の改善においてより効果的であった。
様々な運動様式は、受動的コントロールと比較して
睡眠障害者の睡眠の質に好ましい効果をもたらす。
結論としてこの系統的レビューおよびネットワークメタ解析は、
運動様式が睡眠障害患者の睡眠の質の
改善に関連することを示唆するエビデンスを提供するものであり、
特に、通常通りの治療と組み合わせた心身運動、
軽い筋力運動と組み合わせた中等度の有酸素運動、
心身運動および中等度の有酸素運動である。
しかし、個々の試験におけるバイアスのリスクや
サンプルサイズが小さいことを考慮すると、
これらのエビデンスの確実性は、ほとんどが中程度から低いとなった。
まとめ
睡眠にもある種の運動が効果的みたいですね。
予防や改善などの場合、心血管疾患予防にもですが
筋トレと有酸素の組み合わせが多いです。
どちらかだけよりは両方やれるといいかもしれませんね。
過去おすすめ記事
・睡眠形質と生物学的老化リスクとの関連