便秘患者における運動療法

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は便秘患者における運動療法についての
論文を引用していこうと思います。

論文

運動療法は様々な腸疾患の治療手段として大きな有効性を示しているが、
便秘治療におけるその役割はまだ明らかではない。
そこで本研究の目的は、システマティックレビューとメタアナリシスにより、
便秘に対する運動の効果を分析することである。

研究では680人が参加した合計9件のランダム化比較試験が含まれた。
8件の研究は有酸素運動を対象とし、無酸素運動を対象とした研究は1件のみであった。
有酸素運動としては、気功、ウォーキング、身体運動が含まれた。

結果として、運動は便秘患者の症状を改善する
手段として有意に有益であることが示された。
サブグループ解析によると、有酸素運動も同様に便秘にプラスの効果を示した。

しかしながら、これらの結果は高いバイアスリスクと関連していた。

結論として、運動は便秘患者にとって実行可能で
効果的な治療選択肢となりうることが示唆される。
しかし、方法論的な欠点があるため、
この介入の真の効果を明確に決定することはできない。
したがって、研究者は便秘に対する運動の効果を評価するために、
より厳密な研究を計画すべきである。

まとめ

運動で便秘が治る人もいれば治らない人もいます。
やったから絶対治るみたいなものではないでの
便秘の方は試してみてダメなら別の解決策を行うべきですね。
とはいえ運動はメリットが他にも多いので
とりあえず習慣に組み込んでおけるといいです。

過去おすすめ記事
一筋縄ではいかぬ便秘

この記事を書いた人

アバター画像

KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。