安定化エクササイズ中の体幹の筋肉の活性化

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は片脚および両脚サポートによる安定化エクササイズ中の
体幹の筋肉の活性化についての論文を引用していこうと思います。

論文

本研究の目的は、ブリッジスタイルのスタビライゼーションエクササイズにおいて、
片脚および両脚支持戦略を併用した場合の体幹筋活動を分析することである。

参加者は29名の無症状の被験者が志願した。
男性18名(年齢24.22±5.23歳、体重72.28±5.41kg、身長178.44±4.34cm)、
女性11名(年齢22±2.93歳、体重57.9±6.55kg、身長166.36±4.48cm)。
3つの異なるポジション(バックブリッジ、フロントブリッジ、サイドブリッジ)での
ブリッジエクササイズを、脚を挙上する場合としない場合、
および対側の腕と脚を挙上する四つ這いエクササイズ(「バードドッグ」)を行った。
腹直筋(RA)、外腹斜筋(EO)、内腹斜筋(IO)、
脊柱起立筋(ES)の表面筋電図を両側から記録した。

結果とししてすべてのエクササイズにおいて、
筋の活性化レベルは2.5%~50.4%MVCと低~中程度であった。
しかし、ブリッジエクササイズは脚を上げた状態で実施した結果、
ほぼすべての筋群(アゴニストとアンタゴニスト)で筋活動が増加した。

分散分析では、運動と性、筋と性の間の交互作用はみられなかったが、
左側ブリッジのバリエーションについては、筋間の比較を例外とした。
エクササイズプログラムを最適化するためには、
個々のエクササイズに関連する筋力課題を理解することが重要である。
※アゴニスト(主動筋)、アンタゴニスト(拮抗筋)

まとめ

ブリッジなど子どもの頃やっていた動きは
機能改善にもとても効果的です。
雲梯とかフラフープとかけんけんとか。
やらなくなった動きが出来なくなっていくわけなので
やり続けていれば機能はある程度維持、改善は出来るはずなので
筋トレで身体の動きが悪い場合、
一度子どもの頃の遊びに立ち返ってみるのも一つの手かなとは思います。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。