こんにちは、Tomoakiです。
先日クライアントさんから
こんな質問を受けました。
遺伝によって太りやすい
ということはありますか?
遺伝によって太りやすい、痩せやすいなどは
よく耳にしますが実際のところどうなのでしょう。
そこで今日は肥満と遺伝に関する論文を紹介します。
遺伝は体重にどれだけ影響する?
まず、遺伝が肥満にどれだけ影響するかという点ですが、
これにはかなりの影響があります。
こちらの研究によると遺伝は肥満への傾向に
かなりの役割を果たしており、
病気へのリスクに最大70%までの寄与があるとされています。
実際に、過体重に関連する100以上の遺伝子や
遺伝子変異が特定されています。
しかし、遺伝的な肥満リスクが必ずしも実際の肥満の
発生に直結するわけではありません。
これは、遺伝的、行動的、環境的要因間の複雑な相互作用と、
それによる※エピジェネティクスの変化を示唆しています。
補足:エピジェネティクスの変化とは、
遺伝子の機能に影響を与えるが、
遺伝子そのものの配列は変えない変化のことを指します。
これは、環境やライフスタイルなどの
外部要因によって起こり得るもので、
これによって遺伝子の活性化や非活性化が生じ、
最終的に体の働きや健康状態に影響を及ぼします。
結論
遺伝は肥満リスクに大きく寄与しますが、
それが必ずしも実際の肥満の発生に
直結するわけではありません。
また、体重管理においては、遺伝だけでなく
環境的、社会的、行動的要因も重要な役割を果たします。
食べ過ぎれば大抵の場合太るし、
適切なダイエットをしていたら痩せる。
オンラインコーチングやパーソナルの現場にて
食事指導をしていても痩せやすい人、
太りやすい人など個人差はありますが
健常者であれば適切なエネルギー収支、
栄養素の摂取にて、体重管理が可能です。
遺伝の部分は変えることができないので
太りやすいと感じる方は食生活、運動習慣、睡眠など
変えられるところから改善していきましょう!
以上