首の痛みを予防するための運動介入の有効性

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、首の痛みを予防するための運動介入の
有効性についての論文を引用していこうと思います。

論文

この研究の目的は頸部痛を予防するための
運動介入の有効性に関するエビデンスを更新すること。

5件の試験(参加者1722人)が含まれ、メタ解析の対象となった。

結果として、運動介入が介入なしまたは最小限の介入と比較して、
仕事に関連した環境において短期間(≦12ヵ月)に頸部痛を
発症するリスクを減少させるという中程度の確実性のエビデンスがあった。

中程度の確実性を有するエビデンスは、運動介入がおそらく
頚部痛の発症リスクを低下させることを示唆している。
95%CIの上限は、あらかじめ定義された有益性の閾値よりも大きい保護効果と一致した。
しかし、最小値効果の推定値は大きく変動する可能性があり、
考慮される状況によって異なる。

結論として、短期的(≦12ヵ月)に頸部痛の
発症リスクを減少させるためには、何も介入しないか最小限の介入を行うよりも
運動介入を支持する中程度の確実性のエビデンスを同定した。
考えられる効果の範囲が患者にとって価値があるかどうかは不明であり、
個別に詳しく検討すべきである。

まとめ

首だろうと動かす方がメリットがありますね。
チンインの動きが適切に出来ればかなりの肩こりを低下させますし、
チンインを行えて動ければ腰痛もだいぶ抑えれるとは思います。
ただ、重心なども含めての適切にになりますが。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。