運動における事前および事後の冷却のパフォーマンス効果

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、自己ペース運動と一定負荷運動における
事前および事後の冷却のパフォーマンス効果についての
論文を引用していこうと思います。

論文

この系統的レビューとメタアナリシスの目的は、
冷却がパフォーマンスに及ぼす影響を標準化し、
エフェクトサイズ(ES)を提示することで、
暑熱下での自己ペースおよび一定負荷運動中の
パフォーマンス結果に対する冷却介入の効果を比較することであった。
第2に、冷却の種類(すなわち、事前冷却と毎回の冷却)が
運動プロトコル間の運動成績に及ぼす影響を評価した。
この研究ではクーリング戦略は、自分のペースで行う運動と一定の負荷で行う運動とで
同等の効果があると仮定した。

この目的のために、40の自己ペースおよび19の一定負荷研究のデータがプールされ、
832のペア測定のパフォーマンス結果となった。
平均周囲条件は34.0℃[32.3-35.0℃]、相対湿度50.0%[40.0-55.3%]であった。

結果として冷却介入は、暑熱条件下でのパフォーマンス低下を抑制し、
自己ペース運動と比較して、一定負荷の運動中により効果的であった。
プロトコル間の成績の差は、プレクーリングのみで観察され、
パークーリングでは観察されなかった。

結論として冷却介入は暑熱下での運動中のパフォーマンス低下を抑制したが
その効果の大きさは運動プロトコール(自己ペース vs 一定負荷)および
冷却の種類(事前冷却 vs 過冷却)に依存した。
事前冷却は、自己ペース運動プロトコルと比較して、
一定負荷時の運動パフォーマンスの低下を減衰させるのに効果的であるようである。

まとめ

冷たいとこ行ったあと暖かい部屋入っても
体温まるまでに時間かかりますよね。
同じような感じですね。
先に冷やしておけば温まるまでの時間差が出来るぐらいですね。
あんまり使うことはないですね。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。