筋力生成に対するニードリング療法の効果

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、筋力生成に対するニードリング療法の効果についての
論文を引用していこうと思います。

論文

このレビューの目的は、幅広い検索戦略を用いて、
筋力産生に対する鍼の効果に関するエビデンスを評価することである。

このレビューではモノフィラメントの針を筋肉に挿入することが
筋力産生の増強に関連するかどうかを決定することであった。
GRADEツールを用いた筋力産生を改善する針療法に関するエビデンスの強さは、
座り仕事の労働者の非特異的な頸部痛については中程度と評価された。
対象となった研究では、非特異的肩痛および術後肩痛、外側上顆痛の参加者において、
筋力産生を変化させる効果はないというエビデンスが示された。
また、これらの研究のエビデンスレベルは、GRADE基準では非常に低い評価であった。
頸部等尺性筋力産生の改善に関するエビデンスの強さは中程度であり、
中程度のエフェクトサイズであった。
大半の研究は、少数の例外を除いて、
力の産生に針治療の効果がないというエビデンスを示した。

いくつかの研究(n=7)を除き、大半の研究は、
筋力産生に対するニードリングの効果を実証していない。
手根管症候群、変形性膝関節症、足関節捻挫、
膝関節鏡検査を受けている患者、および上腕二頭筋のDOMSの患者において、
プラセボ/対照/代替介入と比較して、ニードリングが筋力産生を変化させることは示されていない。

エレクトロニック・ニードリングがコントロールよりも
優れていることを示唆するエビデンスはいくつかあるが、
エレクトロニック・ニードリングは、手技によるニードリングや
偽ニードリングと比較して、力産生を高める効果は高くなかった。

結論として、大半の研究は、ドライニードリングが
筋力産生に影響を与えないことを示唆している。
十分な検出力を持ち、プラセボ効果をコントロールし、
一般的に認められている報告基準に従った質の高い研究は、
文献に貴重な貢献をすることができる。
いくつかのデータは、ニードリング後の頸部筋力改善の可能性を示唆しており、
GRADE基準によるエビデンスの強さの評価は中程度である。

まとめ

日常生活レベルの筋力は二―ドリングで可動が変化すれば、
日常生活という負荷で変化しますが、
二―ドリングではないかなとは思います。
もしくは、力みが取れたか。

しっかり筋トレなどを行って日常生活に支障が出ないレベルは
どの年齢になっても維持できるといいですね。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。