【お知らせ】
回数券の失効条件を新設することとなりました。
最終利用日から60日来店がございませんと
その回数券は残り回数を問わず失効となります。
パーソナルジムの特性上、60日に渡る期間
来店されないことはあまり無いと考えられるため
60日と設定させていただきました。
こんにちはTOMOAKIです。
オンラインコーチングのクライアントさんから
「大会直前のパンプアップにアルギニンは効果的ですか?」
という質問をいただきました。
そこで今日はアルギニンに関する情報、
知見を紹介していきます。
血流増加、たんぱく質合成・パフォーマンス向上
アルギニンについての2014年時点での
知見を以下の研究より紹介します。
ボディビルダーは、運動中の筋肉への血流を増加させ、
タンパク質の合成を高め、運動のパフォーマンスを
向上させることを目的として、アルギニンを含む
“NOサプリメント“をワークアウト前に摂取しています。
しかし、これらの主張を支持する科学的証拠は乏しいです。
Fahs et al. と Tang et al. の研究は、
運動前にアルギニンを摂取しても、
運動後の血流やタンパク質の合成に有意な変化はないことを示しています。
アルギニンは非必須アミノ酸であり、
必須アミノ酸のみがタンパク質の合成を
刺激することが以前に確立されています。
アルギニンのサプリメント摂取による
パフォーマンスへの影響には議論があります。
アルギニンと運動パフォーマンスに関する研究の
約半分がアルギニンの摂取による有意な利益を見出しているが、
残りの半分は有意な利益を見出していません。
Greer et al. の研究では、
アルギニンのサプリメント摂取が
筋持久力を2~4回減少させることが示されています。
最近のレビューの著者たちは、
健康な個人における運動パフォーマンスに
アルギニンのサプリメント摂取はほとんど影響しないと結論付けています。
アルギニンの血流、タンパク質合成、
運動パフォーマンスへの効果はさらなる調査が必要であるが、
アスリートが一般的に摂取する用量は、
観察された安全レベルである20g/日を
はるかに下回っており、有害であるとは考えられていません。
アルギニンの推奨量
その後2020年に行われたメタ分析では
アルギニン補給は有酸素および無酸素の
パフォーマンステストを向上させることが示されました。
それぞれのパフォーマンスを
向上させるための急性のアルギニン補給は、
体重あたり0.15 gを60-90分前に
摂取するように調整する必要があるとのことです。
さらに有酸素パフォーマンスを向上させるためには、
4-7週間で1.5-2 g/日、
無酸素パフォーマンスを向上させるためには、
8週間で10-12 g/日の慢性的なArg補給が推奨される。
まとめ
今のところパンプアップ用に
コンテスト当日のパンプ前にプレとして
アルギニンサプリを摂取しても
血流量アップやパフォーマンスアップは
科学的根拠が乏しく微妙です。
もしパフォーマンスアップ狙いであれば
8週間かけて毎日10~12gの慢性的な摂取が推奨されていますが
正直めんどくさいなと個人的に感じてしまいます(笑)
ということで現段階での結論としては
パンプアップ前に摂取する効果は微妙そうです。
相当量摂取しない限り特に害はないと思いますので
試してみたい方は試してみるのも良いかもしれません。
以上