みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、高齢者の社会的孤立と孤独と慢性腰痛との関連についての
論文を引用していこうと思います。
論文
この研究では、高齢者の社会的孤立と孤独と慢性腰痛との関連性を横断的に調べた。
対象は、21,463 人(平均年齢: 74.4 歳、女性 51.5%)の参加者が分析されました。
社会的孤立は、対面および非対面のやりとりに基づいて特定されました 。
孤独は、UCLA 孤独スケール (「孤独ではない」、「孤独傾向」、および「孤独」) を使用して評価されました。
結果として、12.6%が慢性腰痛を報告した。
多変量ポアソン回帰分析により、孤独感が慢性腰痛の可能性と
有意に関連していることが明らかになりました。
「孤独ではない」と比較した有病率(PR)は、「孤独傾向」では1.14、「孤独」では1.40であった。
社会的孤立は関連しなかった。
「孤立していない」と比較した場合、PRは「孤立傾向」では 0.96、「孤立」では 0.99 (0.89 ~ 1.10) でした。
慢性腰痛における社会的孤立と孤独の間には、正の乗法相互作用が見出されました。
結論として孤独な人は慢性腰痛を経験する可能性が高く、
孤独と社会的孤立を抱えている人は相乗的にこの症状になる可能性が高くなります。
まとめ
孤独は人を弱くするようです。
孤独な人の生活習慣は多くは家から出ない。
だから身体活動レベルが低い。
だから慢性痛になりやすい。
とも言えたりもします。
アクティブな高齢者を目指していきましょう。
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