足底中心圧の変化について

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、安静立位における足圧中心と足圧分布についての
論文を引用していこうと思います。

論文

この論文では、静止立位時の足圧中心(Center of Pressure以下COP)を測定し、
かつ足圧分布図を5群に分類した。
COPと性別、およびCOPと足圧分布パターンの関連性についての報告である。

対象は、整形外科疾患がなく調査に同意した学生122名(男性62名、平均年齢24.7歳)。

足長を100としたとき平均COPの位置が踵から何%にあるかを
Center of Gravity値(以下G値)とした。
またG値40を境界値として性差の有無を調べた。
足圧分布図を圧分布の違いからI群-踵中心、
II群-踵中心で一部中足骨、III群-踵と中足骨、
または踵と足趾、IV群-踵、中足骨そして足趾で圧分散、
V群-中足骨と足趾の5群に分類した。

結果として、G値は平均42.6であった。
男性の平均G値は43.9、女性は41.2であり、有意差がみられた。
G値の平均値が42.6であったことから1960年代よりも
静止立位での重心点の位置が後方に偏移していることが確認できた。
さらにG値が40未満である人は全体の36%以上を占めていることから、
重心点が後方にある人が多いことがわかった。

まとめ

年々高校生の重心が裏に行く問題を聞いたので少し調べてみました。
今の高校生、本当に足首曲がらない子が結構多いみたいです。
この論文よりも更に現代では後方に移動しているのではと思っています。
と言ってもこの論文は院生なので、もう少し上の年齢ですが。

日常生活的に和式トイレと洋式トイレの差もありますし、
運動の場が奪われている場合もあるので、
何かしら運動出来るといいですね。
足首の可動域は運動において結構重要なので、
マイナスの状態から変化させれるといいですね。


COPは腹圧とも関連あるので、
筋トレ勢も気にすべきかなと思います。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。