KONDOです。
私が長年指導しているお客さんの1人に
ヒップアップにハマってしまった方が居ます。
あまりにもハマったために
ヒップアップ=筋トレ=デッドやスクワット
としっかり認識を持った上でビジネスとして
よく分からないマッサージやクリーム、
マシンなどを使用したユニークな
ヒップアップ?メソッド?を提供している
資格ビジネスメインのところで講習を受講して
自身のエステも開業した方が居ます。
開業する際に色々相談を受けておりますし
伝えるべきことは伝えてありますし
私が開業を止める権利も意思もありませんので
1つの話題としていつも聞いております。
面白いのはその大元の方々が
ヒップアップメソッド?を謳っている癖に
その方に「どうしたらそんなヒップアップする?」
的に聞いているそうです。
訳分からん事言っとらんと
筋トレしたらどうでしょう・・・?笑
それか骨盤前傾させて反り腰ウーマンを
作りまくるかですね。
パーソナルジムのヒップアップの
ビフォーアフターの大概が
ただただ反り腰になって重心も変わっただけの
ノンヒップアップなのは言うまでもなく。
黙って筋トレしろや対象は筋肉やぞ。
※私のお客さんはヒップトレーニングを提供
しているそうです。
さて今回は全然関係ありませんけれども
炭水化物摂取量と死亡リスクです。
糖質を抜く弊害
私はこのブログにて
糖質制限やケトジェニックダイエットを
痛烈に批判してきております。
※限定的な期間や条件がある場合は別
特に健常者でパーソナルジムのメイン層である
一般の方(筋トレ未経験者)が糖質を絶って
ダイエットを行うことに対しては
強く警鐘を鳴らしてきたつもりですが
新規の体験のお客様の口からは
「糖質摂っちゃダメだと思ってた」と
発せられています。
筋肉と同じで使わないと鈍化しますから
糖質の代謝の能力も損なって当然です。
加えて何が問題かというと
ダイエット効果云々は皆様知っての通り
低炭水化物ダイエットであろうと
低脂質ダイエットであろうと
同じエネルギー収支下で半年間ですと
体重減少効果に有意差はありません。
そんな中で糖質制限やケトジェニックダイエットは
炭水化物を除く代わりに
脂質の摂取量が大幅に増加するため
飽和脂肪酸などの摂取量が比例して増加します。
それらの悪影響が健康被害となっていきます。
またこれら3記事でも取り上げていますが
ケトジェニックダイエットなど
糖質の摂取量を大幅に減少させている
ダイエット法は体重減少に有意差は無くとも
筋肉量維持がより困難になり
パフォーマンスも低下させます。
ダイエットにおける最大優先事項であり
大前提なのはエネルギー収支です。
そして筋トレという戦略が大切になります。
これは筋肉量を維持するためであり
その後の体型・体重維持に関わってきます。
強調したいこととしては
低炭水化物ダイエットも
低脂質ダイエットも
それぞれメリットがあるけれども
よりデメリットが無い方のが良くね?
ってことです。
そんでもって厄介なのがこの記事に書いてあります。
そもそもの糖質制限とケトジェニックダイエットの
一般的なマクロの比率から逸脱していて
尚且つエネルギー摂取量が基礎代謝以下になっている
なんてクラッシュダイエットパターンです。
エステや整体におけるダイエット指導で
よく見かけるパターンです(私調べ)。
「糖質制限だから糖質を抜けばいい」
と単純な思考回路で脂質の摂取量をその分上げず
低糖質低エネルギー食を実践している人の
多さたるや・・・。
こんな根拠を持ってしても
なかなか糖質に対する悪のイメージが
抜けない人に対して一番効果覿面なのが
「糖質摂らないと老けるよ」です。笑
多くの糖質害悪論者がマウス実験の研究を
ヒトに勝手に変換して啓蒙していたので
私もマウス実験の研究で書いた記事です。
実際に某ザップに行ったお客さんの友人が
痩せたは良いけど老け込んだ感じがする
なんて言葉をこの数年で何回聞いたか。
炭水化物摂取量と死亡リスク
ランセットに掲載されているこの研究を参照すると
- エネルギー摂取量の50−55%を
炭水化物で摂取することで死亡リスクが最小 - 炭水化物に代わって飽和脂肪酸や
たんぱく質の摂取量が増加すると死亡率も増加
あくまで観察的なデータではありますが
簡単に言えば炭水化物の摂取を控えて
その分を脂質やたんぱく質の摂取を増やす
いわゆる糖質制限やケトジェニックダイエットは
健康的ではなく推奨はできないです。
まとめ
糖質を抜くという単純な行動は
とても簡単ですから
誰でも容易に手を出してしまいます。
しかしながら様々なリスクがあるとを
承知した上で実施すべきかと思います。