みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、片頭痛における平衡感覚の変化は、
頚部痛および頚部筋持久力と関連についての
論文を引用していこうと思います。
論文
この目的は、片頭痛患者において、
平衡感覚の感覚組織検査と頚部痛の特徴、
頚部筋力、持久力、可動域との関連を評価することである。
片頭痛患者65名を対象とし、感覚組織検査を実施した。
最大随意性等尺性収縮、頸部屈曲・伸展可動域、
頸部屈曲・伸展持久力を評価した。
さらに、片頭痛と頚部痛の特徴を収集した。
バランス能力のカットオフスコアにより患者を二分し、
転帰間の関連を検討した。
結果として、バランス能力が低下した患者では、
片頭痛の頻度が高く、前兆の頻度が高く、
頸部痛の強度が高く、頸部屈筋と伸筋の持久力が低下していた。
バランス総スコアは、年齢、片頭痛頻度、頚部痛強度、
頚部屈筋の持久力および伸筋の持久力と相関していた。
片頭痛の頻度、頚部痛の強さ、頚部屈筋の持久力は、
感覚組織検査の変動の21%を予測できる。
結論として、片頭痛患者において、
頚部痛の特徴と頚部筋の持久力はバランス能力の低下に関連している。
これらの結果は、片頭痛患者における平衡感覚の
変化に関するより良い理解に光を当てるものである。
まとめ
・バランスの悪い片頭痛患者は、首の痛みのレベルが高く、頭痛と前兆の頻度が高い。
・バランスの悪い片頭痛患者では、頚部の屈筋と伸筋の持久力が低下している。
・バランス能力は年齢、片頭痛頻度、頚部痛強度、頚部持久力と相関する。
・片頭痛頻度、頚部屈筋持久力、頚部痛強度はバランス能力を予測できる。
頸部に何かしらがある場合は、
姿勢も悪い傾向が多いです。
そうなると外側支持機構も、
足底側もあまりよろしくないので、
バランスが悪くても当然と言えば当然ですね。片頭痛なくてもたぶんバランス悪い気が・・・。
過去おすすめ記事
・頭痛と感情障害の関係について