みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、運動不足の高齢者の握力と健康関連体力に対する
指導付き高強度ハードスタイルケトルベルトレーニングの効果についての
論文を引用していこうと思います。
論文
本研究の目的は、60歳以上の運動不足の男女を対象に、
中強度から高強度のグループ・ハードスタイル・ケトルベル・トレーニングを
3ヵ月間実施した後の健康関連体力の変化を、
通常の日常生活動作を3ヵ月間実施した場合と
比較して測定することであった。
さらに、運動プログラムの安全性と実現可能性に関する
情報を提供するために、運動のアドヒアランスとコンプライアンス率、
有害事象、参加者の経験に関するフィードバックも収集した。
この介入は、十分に活動的でない高齢者がグループベースの
ケトルベル・トレーニングに取り組む上で安全かつ効果的であり、
対照群と比較して健康的な加齢の指標において
臨床的に意義のある有意な改善をもたらすという仮説が立てられた。
このプログラムでは、中強度から高強度のトレーニングによる
非重篤な筋骨格系イベントの発生はほとんどなく、
トレーニング負荷量も多かった。
最初の6週間で提供された頻繁な指導付きトレーニングと
個人化されたプログラムが、高齢者を対象とした地域ベースのグループでの
ケトルベル・エクササイズを安全かつ効果的に実施する鍵であったと考えている。
ケトルベル・トレーニングは、臨床的に重要な握力の大きな増加をもたらし、
心血管系能力、除脂肪体重、下肢筋力と持久力、
機能的能力の有意な改善をもたらした。
高齢者におけるレジスタンス型運動に対する
無反応性という以前の観察と一致して、
本研究のすべての参加者は、
1つ以上の結果に対して肯定的な適応反応を示した。
結論として、本研究で得られた知見は、
中強度から高強度で実施されるグループベースの
ハードスタイルケトルベルトレーニングが、
地域社会に住む運動不足の高齢者の参加に
安全かつ効果的に使用され、身体活動を増加させ、
健康的な加齢を促進できることを示している。
60~80歳の運動不足の男女を対象に、
週5日のトレーニングを3ヵ月間実施したところ、
重篤な有害事象はなく、脱落率も極めて低かった。
参加者は、自宅で自立してトレーニングできる自信と技能を身につけ、
握力は大きく向上し、心血管系能力、筋力・持久力、機能的能力、
体組成は軽度から中等度の変化であった。
さまざまな機能的ニーズとさまざまな身体能力を有する
運動不足の高齢者に対する最適な運動処方を
決定するために、さらなる研究が必要である。
まとめ
ケトルベルトレーニングは良き。
スイングやスナッチもですが、
持って腕上げて歩くやつやget upなどは
ベンチプレスやスクデッドなどの
BIG3を伸ばしていく上でも
優秀な種目が多いでの、
ダンベルバーベル以外にも
ケトルベル系はお薦め種目が結構多いです。
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