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2023.06.24

二頭筋:インクラインカールVSプリチャーカール

こんにちはTOMOAKIです。
しばらく減量やポージング関連の
ブログが続きましたので
久しぶりにトレーニングに関する
論文を紹介していきます。

今回のテーマは部分的な筋肥大です。
筋肉は均質に成長しないことが
これまでの研究で言われています。(Schoenfeld 2021)
同じ筋の異なる頭部や、
単一の頭部の異なる領域でも
異なる場合があります。

この現象は、部分的な筋肥大として知られ、
近年注目を集めています(Diniz 2020)。

そこで今日は二頭筋に着目して
インクラインカールと
プリチャーカールを比較した
比較的新しい2023年の論文を紹介します。

https://jhk.termedia.pl/Regional-Hypertrophy-The-Effect-of-Exercises-at-Long-nand-Short-Muscle-Lengths-in,163561,0,2.html

研究の概要

本研究の目的は、部位肥大における
エクササイズの抵抗プロファイルの
役割を分析することである。

健康な女性38名を対象に、
インクラインドバイセップスカール(INC群)
またはプリーチャーカール(PREA群)を
週3回、12回を4セット、自発的失敗まで
繰り返す9週間のレジスタンストレーニング
プログラムを実施した。

介入前と介入後を比較したところ、
インクラインカール群ではどの部位も成長しなかった。
プリチャーカール群の70%領域は有意に成長した
(筋厚は2.7 ±0.43cmから2.94 ±0.44cmに増加)。

グループごと(p = 0.274)、
部位ごと(p = 0.571)、
グループ*部位ごと(p = 0.367)に分析したところ、
部位間の成長差は見られなかった。

この結果は、腕の筋肉がより伸長する可動域で
最も大きな負荷がかかるプリーチャーカール
に応じて、
腕の遠位領域が成長することを示している。

まとめ

同じ筋肉の部位でも種目ごとで
肥大する部分の狙いを変えていくこと

ボディビルなどの競技で
筋肉の形状、大きさ、
対称性が評価される場合に
理にかなっているなと思います。

↑皆さん当たり前に既に
やられていることだと思いますが
論文でも示唆されていますよ
という内容でした。

以上

関連記事:筋肥大とセット数

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TOMOAKI

パーソナルトレーナーでFLEXER COACHINGのメインコーチ。ブログでは主にオンラインコーチング上で得た知見のシェアや減量(ダイエット)、筋肥大に関する記事を執筆しています。

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