慢性腰痛症におけるピラティス

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、慢性腰痛症におけるピラティスエクササイズによる
痛みと身体機能の改善を媒介する痛覚異常と運動恐怖症についての
論文を引用していこうと思います。

論文

本研究では、因果関係媒介分析を用いて、
ピラティスのエクササイズが痛みの強さと身体機能に及ぼす効果が、
痛みの破局感と運動恐怖症の変化によって媒介されるかどうかを
明らかにすることを目的とした。

慢性腰痛症患者25名を対象に
ピラティスエクササイズの量(週1回、2回、3回)を
冊子対照と比較する4群ランダム化比較試験の
二次因果関係調停分析である。

結果として、痛みの破局化と運動恐怖症の両方が、
ピラティスエクササイズが痛みの強さと身体機能に及ぼす効果の
小から中程度の割合を説明する治療調停因子であることが判明した。
運動恐怖症の変化は運動療法の重要な治療対象であり、
身体機能の改善の約半分を説明しているようです。

結論として、慢性腰痛に対してピラティスエクササイズを行った場合、
痛みの破局感と運動恐怖症の軽減が、
痛みの強さと身体機能の改善への道筋を部分的に媒介した。
これらの心理的要素は、慢性腰痛にエクササイズを処方する際に、
臨床医や研究者が考慮すべき重要な治療ターゲットとなり得る。

まとめ

運動に対する恐怖心を取るというのは大きいですね。
怖がれば違う動きになり、
そこからまた別の怪我になったりもする場合もあります。

個人的に自宅で、自分自身で行うならば筋トレよりも
ヨガやピラティスなどの負荷量が
低い運動を結構お客さんには推しています。
筋トレは怪我しやすいので、
その点でのやり易さから薦めたりはしていますね。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。