片頭痛患者における気象感度

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、片頭痛患者における気象感度についての
論文を引用していこうと思います。

論文

本研究の目的は、連続する12ヶ月間の頭痛データを分析し、
特定の気象要素およびその相対的変化と相関させ、
これらの要素のいずれかが片頭痛発作の発生または
重症度と関連しているかどうかを明らかにすることである。

ドイツの頭痛外来で無作為に選ばれた20人(男性5人、女性15人)の
臨床データをレトロスペクティブに評価した。
対象は、18~65歳、ベルリン在住(頭痛センターから最大50kmの距離)、
国際頭痛学会の基準に基づき、前兆を伴うまたは伴わない
エピソード性片頭痛(前兆を伴う片頭痛n=4、前兆を伴わない片頭痛n=16)と
診断された患者であることとした。

結果として、一部の患者において、気温が低く、
相対湿度が高いことが、時間帯とは無関係に
片頭痛の発症と相関していることを明らかにした。

一部の患者では、気象データに従って片頭痛期間の発生を
個別に分類することが可能であった。
一部の患者では、相対湿度および大気圧と
頭痛の強さとの間に非常に有意な相関が認められた

4人の患者では、調査した気象パラメータとの相関は見られなかった。
片頭痛患者のサブグループは、気温と相対湿度の変化に敏感であり、
その結果、片頭痛発作が発生すると結論付けている。


頭痛の強さだけでなく、発作の発生は、
気温が低く、湿度が高いことと関連していた。
このデータは、片頭痛患者のサブグループが
特定の気象要素の変化に非常に敏感であることを示す。

まとめ

全く片頭痛にならない私。
変化に鈍感過ぎる・・・?

個人差はあれど、個人である程度の条件を
把握しておけば予測が立てられそうですね。
ただ、一応ドイツなので日本人はではないです。
こういった結果もあったよぐらいに思っておいてください。

過去おすすめ記事
片頭痛に対する理学療法と神経科学

この記事を書いた人

アバター画像

KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。