腓腹筋トレーニングの足の位置

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、部位特異的な腓腹筋肥大を
誘発するふくらはぎトレーニング中の足の位置の違いについての
論文を引用しています。

論文

本研究の目的は、足を外側に向ける(FPO)、足を内側に向ける(FPI)、
足を前に向ける(FPF)のいずれの条件でも、
腓腹筋の筋厚(MT)の変化を比較することである。

対象は、22名の若い男性(23±4歳)を選び、
週3回、9週間にわたり、ふくらはぎに特化した運動に差をつけた
全身レジスタンストレーニングプログラムを実施した。
カーフレイズ運動は、ピン負荷のかかる座位水平レッグプレスマシンで、
トレーニング1~3週目は20~25回を3セット、
4~9週目は4セット、片側で実施した。

結果として、トレーニング期間終了後、
内側(FPO = 8.4%, FPI = 3.8%, FPF = 5.8%)と
外側(FPO = 5.5%, FPI = 9.1%, FPF = 6.4%)、
両方の腓腹筋頭部のMTに増加が見られ、
増加の大きさにはFPOとFPI条件間で有意差が見られた。
ポジショニングFPOは内側腓腹筋頭のMTの増加を増強し、
FPIは外側腓腹筋頭でより大きな利益をもたらした。

この結果は、若年男性成人において、9週間のふくらはぎトレーニングにより、
腓腹筋の頭部特異的な筋肥大が選択的に得られる可能性を示唆している。

まとめ

腓腹筋は見落とされがちな部分ではありますが、
トレーニングしておくメリットは大きいです。
浮腫みが酷い人などは股関節動かすのも
必須ではありますが、
個人的にはカーフレイズ系は少なくとも
週1やっておくかだけでも少しは変化あるかなと思います。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。