こんにちはTOMOAKIです。
今日はサイドレイズにおける
上腕骨内外旋、ニュートラルなど
いくつかのバリエーションの違いによる
筋肉への刺激の違いに関する論文を
紹介していきます。
研究の概要
本研究は、競技用ボディビルダー10名を対象に、
上腕骨を外旋させた状態(LR-external)、
ニュートラル(LR-neutral)、
インターナル(LR-internal)、
肘を曲げた状態(LR-flexed)、
およびフロントレイズでの筋肉活動を調べた。
各動作の収縮期と伸張期の両方で、
前部、中部、後部三角筋、大胸筋、
上部僧帽筋、および三頭筋の
表面筋電図ルート平均平方(sEMG RMS)を
正規化して測定した。
収縮期では、前部三角筋は
フロントレイズ(効果量(ES)範囲:1.78 / 9.25)
およびLR-internal(ES範囲:10.79 / 21.34)で
他のすべての動作よりも高いsEMG RMSを示し、
後部三角筋はLR-internalで他のすべての動作より
も高いsEMG RMSを示した(ES範囲:10.79 / 21.34)。
中部三角筋は、LR-neutralでLR-external
(ES:1.47(95%信頼区間(CI):0.43 / 2.38)、
フロントレイズ(ES:10.28(95%CI:6.67 / 13.01))
およびLR-flexed(ES:6.41(95%CI:4.04 / 8.23))
よりも高いsEMG RMSを示した。
大胸筋は、フロントレイズで他のすべての
動作よりも高いsEMG RMSを示し(ES範囲:17.2 / 29.5)、
上部僧帽筋(ES範囲:2.66 / 7.18)と
三頭筋(ES範囲:0.41 / 3.31)は
LR-internalで他のすべての動作よりも高いsEMG RMSを示した。
同様の筋肉活動パターンが伸張期でも見られた。
上腕骨を内旋させると、後部三角筋、
三頭筋、および上部僧帽筋の活性化が高まる。
上腕骨の外旋は前部および中部三角筋の活性化を高める。
フロントレイズは主に前部三角筋と大胸筋を活性化する。
LRバリエーションとフロントレイズは、
特定の肩の筋肉を特に活性化し、適切に提案されるべきである。
まとめ
サイドレイズで三角筋中部を狙う場合は
スタンダードに上腕骨はニュートラルで
良いかなと思います。
発達させたいところを狙って
バリエーションとして
ニュートラル以外のやり方も
肩関節に不快感が出ない範囲で
取り入れるのはありだと思います。
一部の著者は三角筋を
7つの部位に分けていますが、
本研究では区別することができなかったため、
従来の3部位に分けまたとのことですが
細かく区別した刺激も見てみたいなと思いました。
以上