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2023.04.28

僧帽筋と前鋸筋のエクササイズ

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、僧帽筋と前鋸筋のエクササイズの表面筋電図解析についての
論文を引用していこうと思います。

論文

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12774999/

この研究では、僧帽筋と前鋸筋の最大レベルの
EMG活動を誘発する高強度エクササイズを特定することが目的である。

健康な被験者30名を対象に、10回のエクササイズを行った際の
上部、中部、下部の僧帽筋と前鋸筋のEMG活動を表面電極で記録した。

結果として、片側のショルダーシュラッグ運動は、
僧帽筋上部に最大のEMG活動を発生させることがわかった。
僧帽筋中部については、2つの運動で最大のEMG振幅が生じました。
肩の水平伸展と外旋、そして伏臥位で僧帽筋下部に沿ったオーバーヘッドアームレイズです。
伏臥位でのアームレイズオーバーヘッド運動は、僧帽筋下部に最大のEMG活性をもたらした。
前鋸筋は、肩甲骨の大きな上方回旋を必要とする運動で最大に活性化された。
その運動とは、120°以上の肩甲骨平面での
肩関節外転と、肩関節屈曲、水平屈曲、外旋を組み合わせた斜め方向の運動であった。

まとめ

このEMG研究系はアップのタイミングによく使えます。
僧帽、前鋸はトレーニング前のアップとして
ほとんどの部位で必要だと考えているので、
この論文の結果は、アップに良く使えると思います。

毎度の事ながらですが、
EMGが高い=筋肥大向きとは
勘違いしないようにお願いします。

過去おすすめ記事
・CKC運動連鎖の肩甲骨筋について

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

パーソナルジムFLEXER佐藤町店の店長。ブログでは基本的に解剖学や運動学等の文献を引用した記事を執筆しています。

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