コーチングQ&A「コンテスト前にクレアチンは抜くべきか?」

こんにちはTOMOAKIです。
オンラインコーチングで大会選手から
必ずと言っていいほどいただく質問、
「コンテスト前はクレアチンは抜いた方がいいのか?」
「抜く場合はどれくらい前に抜くべきか?」

今日はこちらの質問に対して文献をもとに解説していきます。

クレアチンとは?

クレアチンとは、国際スポーツ栄養学会(ISSN)で
エルゴジェニックエイド(運動能力を向上させる)として
位置付けられているサプリメントです。

代表的な効果としてはパフォーマンス向上、
体重/筋肉量の増加など
が挙げられています。
詳しい解説については以下のブログを参照してください。

クレアチンで浮腫むのか?

まずクレアチンによる水分貯留に関しては、
1985年の研究で報告されたものがあります。
この研究では6日間にわたって1日あたり
20グラムのクレアチンを摂取すると、水分貯留があるという結果でした。

つまりクレアチンローディング期間であれば
浮腫む可能性があります。

長期的な摂取ではどうなのか?

長期で摂取した場合、また摂取量を推奨量の3〜5グラムを摂取する場合は
長期的な水分貯留はほとんど見られないとされています。

それどころか、筋肉量が増えることで
水分貯留が生じる場合もあるが、
それは浮腫とは違い問題ではなさそうです。

クレアチンのメリットはデメリットに勝るため、
積極的に摂取することが推奨される。

体重が80キロの人には、1キロあたり体重の0.03グラムを1日摂取するように被験者に指示したこちらの研究では、全身水分量の増加は観察されませんでした。この用量は2.4グラムです。
体重の0.3グラムあたりの体重の除脂肪体重(多くの人にとって約20グラム)を5日間、その後体重の0.075グラムあたりの体重(80キログラムの人には6グラム)を42日間摂取したこちらの研究でも、全身水分量の変化は観察されませんでした。

まとめ

クレアチンを大会直前に20g/日で
ローディングするようなケースを除き
普通に1日3〜5g程度の摂取であれば
浮腫を心配する必要はなさそうです。

減量中でも推奨量であれば普通に摂取を続けて問題ないです。

ちなみに過去にコンテスト2ヶ月前や1ヶ月前などに
クレアチンを抜いたことがありますが、
特に浮腫などは変化は感じれれませんでした。

過去記事:コーチングQ&A「筋トレするなら朝と夜どっちがベター?」

この記事を書いた人

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TOMOAKI

2021年度JBBFジャパンオープンクラシックフィジーク168cm以下級準優勝など数多くのコンテストで優れた成績を残し続けており、2022年度から正式にmaison de FLEXER所属のパーソナルトレーナーとして指導中。KONDOやKAMEYAMAより常日頃から様々な知識を供給されそれを活かしてオンラインコーチングで月当たり約30名を指導している。