PMSの全身振動効果について

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、月経前症候群の女性における
ホルモンパラメータと炎症状態に対する
全身振動と監視付き有酸素運動の比較についての
論文を引用していこうと思います。

論文

Whole-body vibration versus supervised aerobic exercise on hormonal parameters and inflammatory status in women with premenstrual syndrome: A randomized controlled trial – PubMed

WBV and aerobic exercise have positive effects on women with PMS, with more favor given to WBV.

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

この研究では、月経前症候群（PMS）と診断された女性の
ホルモンプロファイルと炎症状態に対する
全身振動（WBV）と有酸素運動の効果を比較する。

PMSと診断された女性105名を対象に、
前向き無作為化、事前・事後テスト、
単盲検対照試験を実施した。
対象者は、
WBV群（週3回のWBVトレーニング）、
有酸素運動群（有酸素運動を週3回）、
対照群には介入を行わない3つのグループに無作為に分けられた。

結果として、全身振動と有酸素運動では、
月経前症候群質問票値と
Hs-CRP値に統計的有意差はなかったが、
コルチゾール、プロゲステロン、プロラクチン、エストラジオールに
両群間で統計的有意差があり、全身振動群に有利であった。

結論として、全身振動と有酸素運動は、
PMS女性にとってポジティブな効果をもたらすが、
全身振動の方がより好ましいと考えられる。

まとめ

マッサージガン然り、振動系は
いい効果をもたらしてくれますね。
レジスタンストレーニング系の効果も調べたいのですが、
PMSとレジスタンストレーニングは
ほとんど見つからなかったです。
ただ、振動や有酸素運動で効果があるなら
メリットはありそうな気はしています。

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