みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、頸椎ヘルニアのの痛み、姿勢制御、バランス感覚に対する
従来の理学療法に加えた6週間のバランストレーニングの効果について
調べた論文を引用していこうと思います。
論文
こちらの研究の目的は頸椎椎間板ヘルニア(CDH)患者における
バランストレーニングの頸部痛、姿勢制御、バランス信頼感に対する
効果を明らかにすることである。
対象は、18~55歳の患者30名(女性21名、男性9名)を無作為に2群に分け、
週3日の治療プログラムで6週間フォローアップを行った。
両群ともホットパック療法,干渉電流,筋筋膜弛緩と
頸部動的アイソメトリックエクササイズを行った。
また、トレーニング群では、フォースプラットフォームを用いた
視覚フィードバック法によるバランストレーニングも追加で行った。
結果として、疼痛強度は両群で有意に減少した。
閉眼-開眼時の圧力中心および
単軸二足安定測定力プラットフォームによる
安定限界テストの結果はトレーニング群で改善したのに対し、
コントロール群では効果が見られなかった。
活動特異的バランス自信スケールスコアは両群で有意に増加したが、
トレーニング群の増加率は対照群のそれよりも有意に高かった。
結論としてCDHの治療プロトコルにバランストレーニングを加えることで、
頸部障害の治療に好結果をもたらす可能性があることが明らかとなった。
したがって、慢性的な頸部問題の治療におけるバランストレーニングは、
CDHの包括的な管理のためにも考慮されるべきである。
まとめ
簡潔にまとめると頸椎ヘルニアの場合でも、
バランストレーニングなどもやった方がいいよねって感じですね。
ただ、これは頸椎ヘルニア患者以外にも言える事だと思います。
バランスが取れるっていうのには、
筋肉がある程度動く事も必要です。
なので、全体的に色んな動きをして、
筋肉動かして、バランスもとれてというように
機能が衰え過ぎないように、
維持、向上してけばだいたい良くなります。
たぶん。
過去おすすめ記事
・頸部筋疲労が動的視力に及ぼす影響