KONDOです。
「たんぱく質の摂り過ぎは腎臓に害がある」
と聞いたことありませんか。
これが何故だか説明できますか?
というのが今回の記事の内容です。
たんぱく質
たんぱく質のベーシックな内容については↑をご覧ください。
このブログを見ている人の大多数の方が
ボディメイクのために
トレーニングをして意識的な栄養摂取を
心掛けておられると思います。
そういった筋肉量や運動量に応じて
必要なたんぱく質摂取量が増加していきます。
トレーニングによって与えられたダメージによる分解より
筋タンパク質合成が上回る構図にならなければ
筋肉は育つどころか減っていくことになります。
よってたんぱく質摂取量の増加が必然となり
みんな「たんぱく質」と口を揃えるのです。
また、たんぱく質は複雑な構造となっているため
消化するだけでも大変な栄養素であり
30%分のたんぱく質の摂取カロリー分が相殺される
という感じのイメージでDITが広く知られております。
ゆえにダイエットでも同様にたんぱく質の重要性が
謳われております。
これについては↑の記事たちにて
詳述解説してありますのでご覧ください。
極端な例、100kcal分のたんぱく質を摂取すると
実際は70kcalほどになるよってっことですが
もちろんそこまで単純な話ではありません。
有害物質の発生
特に重要視される栄養素であるたんぱく質ですが
摂れば摂るほど良いといった
用量依存的なものでもありません。
これに関しては過去記事に書いていますので
探してください←
たんぱく質はエネルギー基質の中で
唯一窒素を含んでおり、
体内で利用・保管される際にこの窒素が
取り外されるのですがこの時に
尿酸や尿素、アンモニアが発生します。
これらが高たんぱく食の実践によって
発生量が増加し腎臓への負担が増します。
おならがやたらと臭いとかは
たんぱく質の摂り過ぎの合図だとかよく言いますが
有害物質が原因となります。
腸内環境も悪くなるためその辺も考えものですね。
というのがたんぱく質の摂り過ぎは腎臓に悪いと
言われる所以です。
平たく言えば腎臓の仕事量が増えるってことです。
上限摂取量
知っている方も多いかと思いますが
上限摂取量は設定されておりません。
過去に記事にしておりますが再度掲載します
ハーバード大学のこの有名な研究をもとにすると
体重×2.0gまでに留めることが良い
という感じです。
それ以上や長期間の高たんぱく摂取の害の有無は不明。
他にも高たんぱく食が腎臓に害を及ぼさない
と報告している研究もあります。
とりあえずたんぱく質を摂れば摂るほど良い
って訳ではないので自分の体格や運動量に応じて
適宜調節できると良いです。
まとめ
食事指導をしていると
時たま便秘の人を見かけます。
「いつから便秘気味ですか?」と聞くと
「自分でダイエットを始めたときから」と
答える率も割かし高くてですね
「たんぱく質量多くやっていますか?」と
追加で聞くと「そうです」なんて答えが。
たんぱく質を少なくすると
すんなり便秘が治ったりします。
実際たんぱく質の必要量は
ハードトレーニーやアスリート以外
そんな多くありませんので
それレベルに一般女性が摂っているなんてのは
無しですよ。