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2022.11.28

“甘味”を感じればパフォーマンスアップする!?

KONDOです。

筋トレをする人にとっては糖質は必要不可欠です。
糖質をしっかりと代謝して回せる身体にすることが
筋トレの質も上がり体型も変わってきやすいですよ。

↑この様に摂取する量や物によって
身体は上手く適応し使わない機能は鈍化します。
ケトジェニックダイエットにはメリットもありますが
デメリットとして糖質の代謝能力を鈍化させます。

さて今回は砂糖や人工甘味料入りの液体での
”マウスリンス”でパフォーマンスアップするか、です。

口を濯ぐだけで効果あるか?

糖質を体内に吸収しなくても
30~60分の高強度運動パフォーマンスを
改善できるかも?という方法があります。
それがマウスリンスです。
要は口を濯ぐということです。

スポーツ栄養学の分野では
口腔内に炭水化物が在ることで
運動パフォーマンスを高めることができ、
それは脳の活性化によるものだと考えられています。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19237430/

人工甘味料とマルトデキストリンを用いての研究で
それぞれ運動パフォーマンスにどのような
影響を与えるのか調べたものです。

結果として人工甘味料を用いたいわゆるプラセボ群と
比較してマルトデキストリン=糖で
マウスリンスした群の方がパフォーマンスが改善
されました。

この点から単なる”甘味”ではなくて
糖質に反応する受容体が口腔内に存在
している?
という仮説が立てられました。

脳を活性化

https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201702245259091820
https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/textiles/db/seeds/des38_06.pdf

糖質でのマウスリンスを行うことによって
中枢神経系が関与し運動パフォーマンスが改善
される
という先行研究を支持する研究です。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32726566/

筋グリコーゲンが枯渇した状態での筋トレ実施で
糖質でのマウスリンスを行ったところ
スクワット挙上回数の増加が示された。

一連の研究を見てみると何やら効果ありげだなあ
って感じですね。

まとめ

スポーツにおいて糖質は無くてはならない存在です。
持久的運動であれば体内の限りあるグリコーゲンを
如何に節約させれるかという点も重要です。

サッカーの試合を見ていると
試合後半になってくると選手たちが疲労でへばって
動きが悪くなっている人も見かけますよね。
あれは体内のグリコーゲンが枯渇し疲労を感じ、
体内では糖質が無いため乳酸を作り出せず
文字通りエネルギー切れな状態です。

こういう運動終盤時においてピッチ外で
口に含んでは「っぺ」っと吐いている選手を
見かけますがこれが理由です。

色々なこの研究を見ているとどうやら
グリコーゲンが枯渇する終盤や減量末期など
そういった部分で役に立ちそうです。

ボディメイクに勤しんでおられ
大会が近い方々はこの手法を用いて
余分な糖質を入れないってのもアリですね。
それ以外の方はもちろん糖質をしっかり摂り
トレーニングに臨んでいますから関係ないですね。





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