みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
最近、ストレートネック系をまとめていたのですが、
そのとりあえずの最後になります。
論文
この研究では
①痛みを伴わない頚椎矢状面のアライメントは体性感覚系に神経可塑的な変化をもたらすかどうか
②誘発される調節はどこで起こるか
③体性感覚中枢伝導において頚椎矢状面のアライメントの改善が果たす役割を明らかにする
これらを調べることを目的としてます。
矢状頚椎アライメントの改善が体性感覚中枢の伝導と中枢処理をポジティブに変化させると仮定している。
18歳から25歳の男女で、過去1年以内に首の痛みを
現在または過去に訴えたことがない人を対象に、
介入群(40名)または対照群(40名)のいずれかに無作為に割り付けられた。
結果として介入群と対照群の中枢伝導時間および
その他の神経生理学的電位振幅の差は、
頚椎前弯と矢状姿勢の改善が無症状者における
中枢伝導時間および中枢処理を変化させたことを示している。
皮質、皮質下及び脊髄神経の変化として
体性感覚系の様々なレベルで起こる、
頸椎の矢状面のアライメントの変化に
起因すると思われる神経可塑性の変化を同定した。
これらの知見は、皮質下の変化が皮質再編成の重要なドライバーであると
報告した他の研究によ って裏付けられている。
中枢性体性感覚伝導時間として
力学的には、脊髄組織に作用する縦方向のひずみの増加が、
この研究で明らかになった神経機能障害につながる、
主要なメカニズムである可能性がある。
具体的には、脊髄のバイオメカニクスは、介入後に脊柱前弯が増加した介入グループにおいて、
より効率的な中枢伝導時間が得られたという我々の知見を説明する可能性がある。
神経組織は、最適な構造と機能を維持するために、
十分な量の酸素と他の様々な栄養素を必要とする。
頚椎の矢状面のアライメント異常は、頚椎の神経と血管の要素に常に大きな負担をかけ、
脊髄、神経根、大脳の血流を直接損なう可能性があることを示唆する証拠があります。
結論、頚椎前弯と頭部前方移動の減少は、
体性感覚系のいくつかの領域(皮質および皮質下)における神経活動の
違いと関連していることが確認された。
頸椎の前弯と頭部の前方移動という
頸椎の矢状面のアライメントを回復させることは、
中枢神経伝導時間に直接的な影響を与えることがわかった。
正常な矢状面のアライメントを回復させるこ とによって
中枢の処理を改善することを目的とした臨床介入は、
特定の脊髄障害を対象とした臨床介入に追加することができるだろう。
まとめ
神経系はよく分かんないので、
とりあえずこういうこともありますよぐらいの感じブログにしておきます。
体性感覚系に影響がある以上は、
身体を動かす筋トレにも影響するとは思いますが、
それ以上にストレートネックになっている、
骨の位置的にフォームの取りずらさの方が気にはなるかなと思います。
これでとりあえずストレートネック系は飽きたので
次何か気になる部位を進めていこうと思います。
現状は下顎と神経系に興味があります。
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