みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、肥満の子どもへの運動効果についての
論文を引用していこうと思います。
論文
小児・青年の過体重・肥満に対する運動の体脂肪・
遊離脂肪量・インスリン・インスリン抵抗性・体力への影響について、相反する知見がある。
このメタ解析の目的は、過体重および肥満の小児および青年における
運動介入の効果を運動タイプ別に検討し、
代謝異常のリスク低減に効果的な運動介入を構築することである。
合計27件の研究が組み入れ基準を満たした。
有酸素運動に参加した過体重および肥満の小児および青年は、
対照群と比較して、体格指数、体脂肪率、空腹時インスリン、
遊離脂肪量、TNF-α、IL-6の減少、および体力の増加がみられた。
レジスタンス運動における遊離脂肪量の低減は認められなかった。
グルコース、インスリン抵抗性、血圧、CRP、総コレステロール、
トリグリセリド、LDL、HDLなどの血液マーカーは有意な変化を認めなかった。
平均的な運動介入は有酸素運動、3回/週、60分、運動期間36週であった。
結論として有酸素運動は、小児期・思春期の過体重・肥満の体脂肪、
空腹時インスリン、炎症マーカーの減少、体力の増強に有効であるが、
レジスタンス運動を追加することにより、過体重・肥満の小児・思春期の
筋肉減少の回避に役立つ可能性があることが示された。
まとめ
子ども筋トレすべきじゃないかという時代ですね。
肥満などに対してもそうですが、
競技力向上にも必要ですね。
ただし、子どもが大人のように筋力増強などが
主目的で筋トレを行うのは違います。
どちらかというと”全体的に動けるようにしようね”が最優先かと思います。
単関節運動よりも多関節運動メインで
連動性を高く維持し続けることが
子どもにとってはいいんじゃないですかね。
といっても当ジムに通う主婦層から聞く限り、
スポーツコーチに筋トレの知識がないので、
怪我させるリスクが高いので、
それならやらせない方がいいと思います。
知識がない筋トレは特定部位に、
局所的な負荷をかけるので怪我しやすいですし、
疲労、収縮、固さなどで、
スポーツ自体のパフォーマンス低下にも繋がります。
難しい所です。
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