みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
青少年、思春期のアスリートにおける
レジスタンストレーニング(RT)の影響について調べた
論文を引用していこうと思います。
論文
この論文の第一の目的は、思春期のアスリート集団におけるRTプログラムの
筋力に対する有効性を判断することである。
第二の目的は、思春期のスポーツパフォーマンスに対する
RTプログラムの有効性を明らかにすることである。
この論文の第一の目的は、思春期のアスリート集団におけるRTプログラムの
筋力に対する有効性を判断することである。
第二の目的は、思春期のスポーツパフォーマンスに対する
RTプログラムの有効性を明らかにすることである。
62編のフルテキスト論文が評価され、
34編が包括基準を満たし、
14編がメタアナリシスに含まれた。
このレビューの結果は、RTの介入が思春期のアスリートの
最大筋力を向上させることを確認するものであった。
最大筋力を評価した16の研究すべてが有意な改善を報告しており、
思春期の女性バスケットボール、サッカー、バレーボール選手を対象としたある研究では、
スクワットパフォーマンスの改善が92%も増加した。
思春期のアスリートに対するRT介入がインシーズン、
プレシーズン、オフシーズンのいずれで行われたとしても、
RTに対する生理学的反応には影響がないようである。
青少年のサッカー選手を対象とした2つの比較研究では、
1つはプレシーズンに行われ、もう1つはインシーズンに行われ、
垂直跳びとスプリントパフォーマンスの変化率はほぼ同じであると報告された。
これは、思春期のアスリートのRT年齢が低く、
RTによる初期改善が可能であることが一因であると考えられる。
スポーツパフォーマンスに対するRT参加によるプラスの効果は、
ほぼ半数の研究によって報告されている。
しかし、これらの研究のうち、その主張を裏付けるスポーツパフォーマンスの
客観的な指標を持っていたのは、ほんの数件だけであった。
どのタイプのプログラムが筋力を向上させ、
スポーツパフォーマンスを改善するのに
最も適しているかは確立されていないが、
RT、プライオメトリックトレーニング、スピードトレーニング、
またはこれらのトレーニング方法の組み合わせはすべて、
思春期のアスリートの筋力を改善する可能性を持っている。
RTプログラムが青少年アスリートの筋力を
向上させる能力があることを示す証拠である。
また、ジャンプなどの運動パフォーマンススキルの向上は、
スポーツパフォーマンスの向上の指標として広く考えられていることも明らかになった。
筋力や運動パフォーマンススキルの向上と
スポーツパフォーマンスの関連性を調査するさらなる研究が必要である。
まとめ
個人的に、子どもも大人も基本的な事は
大きくは変わらないと思いますが、
前提の考えとして、”大人は獲得、子どもは適応”といった感じです。
ただ、子どもでも体が固い子などは
ストレッチなどが大事なのは変わらないです。
Sの時代の迷信として、
”筋トレをすると身長が伸びなくなる”というのがありますが、
あんまり関係は無いと思います。
逆に脊柱に対する垂直の負荷は
背が伸びるともいいますので。
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