KONDOです。
ここ最近偶然なのか当ジムが最後の砦的なのか
なんなのかよく分かりませんけれど
ダイエットを独自でやってきた人や
ダイエットをパーソナルジムで指導された人が
「体重が全く変動しない」ということで
体験・入会に来られたり相談のDMがきたりします。
エネルギー収支が適正であっても
体重の変動が起きなかったりする場合は
様々な要因が考えられますけれど
ネットに転がっている様なアプローチでは
実際改善は厳しいかと思われます。
そして人によりますが時間がかかります。
大変な目に遭わないためにも
目先の体重減少よりも長期的な健康体を
目指してダイエットを行ってほしいです。
パーソナルトレーナーが教える栄養学 摂食
パーソナルトレーナーが教える栄養学 消化器系
肝臓
肝臓は「沈黙の臓器」なんて言われていますね。
例え異常をきたしていても
何らかのサインは出ていてもなかなか気づかない
気づいた頃には症状が悪化している
なんて言われています。
トレーニーの中でも唯一気にしている臓器は
肝臓じゃないでしょうかね。
加えてステロイドユーザーの方たちもです。
そんな肝臓について詳述していきます。
まず肝臓は栄養素などの物質を代謝し
その大きさが1~1.5kgほどあり
物質代謝をする臓器の中で最大です。
また消化器系の記事でも出ましたが
胆汁を生成する消化腺でもあります。
役割
肝臓の機能としては
栄養素の代謝や貯蔵、解毒や
先に記した胆汁の生成・分泌です。
解毒というのは
有害物質を無毒化し胆汁中に排泄することを指し
デトックスという機能が
体内には既に備わっていることだと
よくわかりますね。腎臓も然り。
つまりデトックスというものは
肝臓を元気な状態にしておくこととも言えます。
何かを飲んだからデトックスされる
みたいな単純作業ではないのです。
消化器系の記事でも記しましたが
あれだけの数の消化器官を通るわけです。
機能性を有した何かしらの食品が
その活性を保つことが可能でしょうか?
代謝と貯蔵
- たんぱく質
アミノ酸の分解産物であるアンモニアから
尿素を生成する。
アルブミンなどの生成。 - 糖質
グルコースからグリコーゲンへ合成、分解。
糖新生 - 脂質
脂肪酸の合成と分解。
トリグリセリド、リン脂質、コレステロールの合成 - ビタミン
脂溶性ビタミンの貯蔵 - ミネラル
鉄などの貯蔵
以上を見ても非常に重要な役割を担っている
臓器であると分かると思います。
それゆえに元気な状態を常に保ちたいですね。
血液検査
たまに医者の中でも血液検査有りの健康診断で
肝臓の数値であるALT・ASTを見て
運動やダイエットを行っている患者に対して
「プロテインを飲むのをやめましょう」
とおっしゃる人が居ます。
これは早計でもう1つ見なければいけない
検査項目がありましてそれはCKです。
クレアチンキナーゼと言います。
健康診断前にトレーニングなどの運動を行うと
このCKがかなり高い数値を示します。
また、ALT・ASTともに筋肉の細胞にも
含まれているため同じく数値が変動します。
数値が変動してしまうので
検査前日前々日くらいは運動控えましょうね。
このCK、健康診断によっては検査しない
なんてこともあるため
やはりCKの項目がない検査結果をもとにですと
プロテインのせいにされがちです。
ちゃんとヒアリングをもとに診断されれば
いいのですが単純に結果だけ見て
再検査なんてこともよくあるので注意です。
CKの数値の高さやヒアリングによる
運動の有無によって
肝臓の異常からくるALT・ASTの異常なのか
運動によるものなのか判断するのです。
なので検査前は運動は控えるようにしてくださいね。
私も昔普通に引っかかりまして
医者から「事故にでもあった?」とジョークっぽく
言われましたから。笑