みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、スクワットを行うとウエストが太くなる説に
ついて記事にしていこうと思います。
スクワットでウエストは太くなるのか?
では、まず結論としては、
0:100の話ならば太くなる可能性はあります。
見え方の話ならばほとんど変わらないはずです。
むしろ、臀筋群の発達により、
相対的に見ればウエストが細くなるはずです。
何百kgとか担いでいる人ならまだしも、
初心者や、女性などでそんな重さを担ぐこともないので
まず、気にするべきはスクワットで育つ、
体幹の姿勢保持筋、腹圧関係の筋肉よりも
体脂肪かと思います。
ちなみにですが、パワーリフターのウエストが
太いを理由に挙げる人が居ますが、
そもそも体脂肪率が違いますとだけ。
ではいつも通り、定義を明確にするところから始めましょう。
まず、ウェストとはどこを指すか?からですね。
骨盤と肋骨の間、お臍の付近の一番細くなっている所です。
そこにある大きな筋肉は?
とりあえず思い付く筋肉は、
広背筋、下後鋸筋、最長筋、棘筋、内腹斜筋、外腹斜筋、
腹直筋、腸肋筋、腹横筋、大腰筋、腰方形筋ですかね。
この中でスクワットにおいて、
主動筋になり得る筋肉はないです。
何故なら、スクワットは下肢のトレーニングです。
大腰筋は脊柱から大腿骨に付着がありますが、
主動かと言われれば違いますね。
では、この体幹部の筋肉の
筋活動は0なのか?という点ですが、0じゃないです。
腹圧を掛けたり、体幹の固定、
姿勢保持をすることに活動しています。
これらの筋活動で筋肉がそこまで発達するのか
個人的には甚だ疑問が出てきます。
もし、これでウエストが太くなると言うならば、
プランク、シットアップなどの腹筋トレーニング、
バックエクステンション、
広背筋も入っている以上は、
ラットプルもやるべきではないですね。
そうしないとスクワットでウエストが太くなるからやらないの
理論が破綻していくと思います。
これらの種目は、スクワット時の
等尺性収縮のような姿勢保持ではなく、
筋長を変化させるトレーニングなので、
より太くなる可能性があります。
もし、太くなると仮定し、
その上でウエストを太くしたくないならば、
これらも避けるべきだと個人的には思います。
このような事が言われる理由ですが、
個人的にはスクワットのフォームが問題だと思います。
よくあるスクワットのエラーフォームで言うならば、
反り腰が多く見受けられます。
スクワットを行う際に視線を上げる、
鏡の中の自分自身を見るなど、
腰を反りやすい動作で行う人が多いです。
トレーニングに中に反る癖が付いている人は
大体が日常動作中でも反りやすくなっています。
反り腰になった人たちの肋骨はどうなっているか?
それは開いています。
下位肋骨が開けば、骨盤と一直線になり、
くびれが無くなります。
スクワットでウエストが太くなるんじゃないです。
スクワットのフォームが悪い。
↓
反り腰などになり肋骨が開いてしまう。
↓
くびれがなくなり相対的にウエストが太く”見える”。
つまり、言ってる人のフォームの問題も
あるのではないかなと思っています。
実際問題、初心者の方からトレーニーまで含めて
指導していますがウエストが太くなったは
聞いたことがありません。
どこが情報の出所か分かりませんが
個人的には気にする必要は無いかなと思います。
それよりもスクワットがしゃがめないような、
柔軟性、可動性の方がよっぽど気にすべき点です。
重さを持たずとも、種目選びで外してもいいと思います。
ただ、それは出来る事が”前提”の話です。
まとめ
デッドリフトでウエストが太くなるもたまに聞きますね。
理由は同じ可能性もありますが、
単純に起立筋群の発達もあるので、
必ずしも同じとまでは言えないです。
ただ、正直デッドリフトも股関節主動なので、
そこまでウエストが太くなるかと言われればならないと思います。
200㎏以上扱う私やKONDO氏でもウエストは変わらなかったです。
元々、太いODA氏は太いままです。
なので、微々たる変化はあれど、
見た目的に大きな変化は無いと思っています。
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