プロテイン○○という製品について

KONDOです。

ビーチバレーの金メダリスト選手が
砂糖と小麦と乳製品を抜いて
たんぱく質を増やすことで肉体改造
“と
ビフォアフを掲載している投稿を見ました。

これを見た一般の方は
「砂糖と小麦と乳製品除いた方がいいんだ」
って思うかもしれませんけれど早計です。
砂糖と小麦と乳製品を含んだ食材を
摂らなくなることでその分のカロリー
またはそれに取って代わった食材のカロリーの
差し引き分が以前より負の状態になった

ってだけです。

砂糖と小麦と乳製品ってパンですかね?
パンとか甘いもの??パスタ?カフェオレ?
仮にパンや甘いものならそりゃそれやめて
玄米やオートミールに変えて
たんぱく質増やしたら身体変わるわな・・・
結局こういう考え方ができる様にならないと
正確な情報だけを得ることは不可能です。

小麦製品についてはグルテンフリーダイエットが
連想されるところですがそれについては
この記事を参照してください。
セリアアック病などのグルテンアレルギー系の
病気でない限りは不要
です。
直接的なダイエット効果はありません
単なるエネルギー摂取量の低下によって
もたらされます。

さて、今回はプロテイン○○について

プロテイン○○

低糖質“が流行って次は“高たんぱく“が
トレンディーな世の中になっていますね。

私がパーソナルトレーナーをやり始めた頃は
たんぱく質の重要性を頑張って説いても
「腎臓に負担がかかる」みたいな印象を
かなり大多数の人が抱いていましたから
かなり時代の変化を感じます。

実際フィットネスクラブなんかで
顧客を獲得していた時には
「たんぱく質は腎臓に害がある」って
めっちゃ反発された記憶あります。
懐かしいです。
そういえば豊橋でパーソナルトレーナーとして
活動しはじめた頃もまだそんな感じでした。
今ではお客さんから
「たんぱく質摂るようには努めている」と
新規の方でもカウンセリング時に聞くように。

もうそれが今やプロテインクッキーだとか
プロテインバー、プロテインパスタ・・・
みたいな感じでたんぱく質推し!!
量産されていますね。

低糖質製品

私は昔から疑問に思うことがあります。

低糖質“ってワードを見ると
「っふぁ!?なんでなん!!!?」って思うんです。
低糖質=ダイエットの味方 的な印象操作。
ダイエット的に考えなくても味覚として甘味は
素晴らしい生きがいになる人も多いわけです。
それを低糖質・・だ・・・・と・・・???

日本の有名なパティシエの方の言葉を引用するなら
「ケーキは甘いもの。甘くなきゃケーキじゃない。」
まさにこれですよ。(個人的な意見)
実際どっちがいいんですかね。
こういった低糖質製品をちょくちょく食べるのか
ちゃんとしたスイーツを計画的に食べるのか・・・
どっちが満たされるんでしょう???

これは性格にもよるんでしょうけど
計画的にそういったきちっとした好きなスイーツを
食べていった方が上手くいく気がします。
私の食事指導もある程度整ってきたら
生活の中にそういう食という娯楽を与えますし
そうでなければ長い目で見たときリバウンドの確立が
跳ね上がると思われます。

私がよく行く焼き肉店店長は
1日通して1ケース分の350mlの缶ビールを
毎日飲んでいるんですよね。
でも糖質オフのビールなんです。

「ダイエット中でも甘い物が食べたい人」
「罪悪感少なく甘い物を頻繁に食べたい人」
「アルコールは好きだが糖質が気になる」
みたいな人が低糖質製品のターゲット層ってことですね。

実際糖質の“過剰な“摂取によるデメリットは
周知の通りですからダイエット的にも
量やタイミングは留意しなければいけない点です。
単純に「血糖値が急上昇して〜」
「インスリンが過剰分泌して〜」程度のことしか
言わない人が多いですが。
ただしそもそも糖質摂取量が少ない人が
更に低くする必要性があるのか・・・?

じゃあ、低糖質は置いとてい
高たんぱく製品ってなんのため?
って私は思うわけですよ。

高たんぱく質製品

たんぱく質を摂るということに
メリットを見出しているということですかね?

糖質も脂質もたんぱく質同様に
三大栄養素ということで
どれも必要不可欠で重要な栄養素です。

ダイエットや筋肥大などボディメイクに置き換えると
確実にたんぱく質の比率は高まるのが普通ですよね。
筋肥大においてのたんぱく質摂取量の最低値は
1.62g/kgということを前提にしたら
厚生労働省が出している摂取量目安の
約2倍近くの量になります

たんぱく質摂取については以下の記事を参考に。↓↓

ということでたんぱく質摂取量を稼ぐことが
プロテイン〇〇系の高たんぱく質食品の
存在意義
となっているのでしょう。。?

ここで私の中でまた疑問が生じます。

BVです。
Biological Valueという点です。

アミノ酸の体内利用率を数値化したものになります。
たんぱく質には質があるということを
以前ブログにしていますので参照下さい。コチラ

たんぱく質はたんぱく質でも質があるということで
”高たんぱく”としてたんぱく質が添加されていますが
そのたんぱく質ってアミノ酸組成どうなってんの?
ってところが疑問になってきます。

それに伴い体内の利用率は変わるわけです。
成分表示を見たときに
たんぱく質の量だけ考える人、ダメですよ。

例えば


この記事にて
日本の法律上、成分表示の誤差は
±20%まで認められている
と記しました。
また記事中に“ゼラチン“について
記述しておりますがこれはアミノ酸スコア0です。

弁当やゼリー系?ドリンク系?
の高たんぱく質を謳った製品や
プロテイン○○製品にはゼラチンが
よく入っていることがあります。
またコラーゲンも同じ類です。
しかしながらルールはルール、
そういった感じでも成分表示には
たんぱく質量に反映されています。

一体全体そんなふうにカサ増しだけされた
たんぱく質を摂ってなんの意味があるんだ?
ってなるわけです。

無論、ゼラチンやコラーゲンなどを使用せず
カサ増しをしていない製品もあります。
パスタや餃子やお菓子などなど。
ただし大豆や何かしらのたんぱく質源を
混合させることが一般的です。

・・・たんぱく質添加する必要ある・・・?
って思うのは私だけでしょうか。

たんぱく質=太らない
ってもしかして思っている人いるんでしょうか

糖質と同じく4kcal/gのカロリーを
立派に持っています


そしていつか記事にもしますけれど
たんぱく質を大量に摂っても消化吸収はされますが
それが全て筋肉の合成に使われるとはいきません。
特定量で閾値が存在します。

高たんぱく質製品の恩恵は

DITにおける数値で
糖質=6%、脂質=4%、
たんぱく質=30%として
たんぱく質は糖質の5倍もの消費量!
の様に紹介するトレーナーがいますが
記事を見ていただくとわかる通り
この数値はあくまで“単体“の話です。

糖質や脂質が製品には含まれておりますし
何かしらの人工甘味料やその他添加物など
どのような数値に変動するか不明瞭です。
そしてたんぱく質の比率が増加したとしても
ないに等しい増加
になります。

と、すれば
プロテイン○○系食品の存在意義ってのは
単純にたんぱく質摂取“量“の
カサ増しってだけ
になるのではないでしょうか?
あくまで個人的な考えですけどね。
例えば低糖質・高たんぱく質パスタってのが
あったとして1食が150gだとして
普通のパスタ100gでホエイ1杯でええやん
むしろダメな理由は・・・?って思いませんか。
乳糖不耐症の人のため?ですかね???
そんなマイナーな人向けに作らないでしょう・・・

まとめ

量を稼ぎたい人だけです。
あとは別に味も通常の製品よりは劣るものが
ほとんどですし値段も高めです。
果たしてこういう製品を利用してまで
たんぱく質量を稼がないといけないのは
一般の方で特に女性でいらっしゃるのか・・・

注意していただきたいのは

  • たんぱく質も糖質と同じく4kcal/gの
    カロリーを持っているということ
  • DITによる消費量の比率もあくまで
    単体による接種の場合であるため
    たんぱく質自体にダイエット効果は無いこと
  • 大量にたんぱく質を摂ったところで
    消化吸収はされても筋たんぱく質合成に
    全てがいくわけじゃない
    ということ

最低限このへんは把握しておきたいですね。

別に食べるのは自由です!!!
ただ私には存在意義が分かりません!!
だって高いし普通のよりやっすい味だもん!!
プロテインバーだってあんなんホエイのカスですよ。。



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