基礎代謝量が上がっても痩せません

KONDOです。

無知な指導者や自称ダイエット指導者は
何かと「代謝」というワードを出します。
「○○を食べて代謝アップ」
「筋トレして基礎代謝量アップ」などですね。

そもそも代謝について理解が浅いので
誤った情報を簡単に広まってしまう
というのが現状です。

↑の記事を見ていただければ分かりますが
要約すると

  • 基礎代謝量とダイエットは反比例する
  • DITは無視できるレベルの数値

といった感じです。
さて,今回は「基礎代謝」に焦点を当てて
記述したいと思います。

基礎代謝

基礎代謝について更に詳しく記述します。

  • 基礎代謝量は体表面積で算出される
    →背の高い人・太っている人の方が基礎代謝量は高い
  • 体重が増えると基礎代謝量も増加する
  • 女性より男性の方が基礎代謝量が高い
  • 20歳を超えると基礎代謝量は10年毎に2%ほど低下
  • 絶食などを過度なダイエットをすると
    基礎代謝量は20〜30%低下

と,いうように身体が大きければ大きいほど
基礎代謝量が高い
ということです。
これはよく知られているのではないでしょうか。
特に知って欲しいのは
加齢とともに基礎代謝量は下がってしまう点です。
ゆえに筋肉量を維持することが望ましいのです。

そしてやはり絶食や過度な食事制限による
悪影響は凄まじいということは知るべきです。
特に絶食(断食)は新しい健康法と謳っておりますが
医学的・科学的な高尚なエビデンスは存在せず
行うべきではありません。
何かしらのメリットにばかり囚われて
デメリットを認識できていないのはダメ
です。

ダイエットと反比例

2年以上の歴があるトレーニーの方からすると
年間に増える筋肉量なんてかなり少ない
ということを身をもって知っていると思います。
週に5回前後トレーニングをしていて
なおかつトレーニングの質も
食事内容も非常に優れていたとしても
2kg増えれば凄まじい変化量ですよね。

先ほどの基礎代謝量の特徴から考えると
筋肥大して体表面積が増えたとしたら
基礎代謝量が上がるということですが
1kgあたりおおよそ13kcal増加しますので
26kcalほどの変化量ということになります。
からの体脂肪を除いたとしたら
若干そこから基礎代謝量が除かれるので
更に数値は低くなりますね。

つまり女性がダイエットをしたとして
何キロか体脂肪が落ちたとしたら
体表面積が減るわけですから
基礎代謝量は比例して落ちます

そのダイエット方法が筋トレと食事管理だとしても
女性が筋トレをしても男性と比べて
筋肉量がそこまで増加しないのは言わずもがな。
↓の記事を参照してください。

ということで
パーソナルジムやエセ指導者の
「トレーニングをして基礎代謝量アップ」
「○○を食べて基礎代謝量アップ」
なんて言葉嘘っぱちであるということです。

まとめ

そんなに基礎代謝量を上げたければ
太ればいいです。

引き締まった身体・痩せた身体になりたいなら
基礎代謝量を意識する必要性はありません


さて,皆さんに質問です。
筋トレをしたところで基礎代謝量は
そこまで上がらず
筋トレ自体のエネルギー消費量も大したことない,
でしたら筋トレのメリットって
なんだと思いますか???
非常に有意義なものなんですよ。

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