オーバーワークについて

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回はオーバーワークについて
記事にしていこうと思います。

オーバーワーク


筋トレにおけるオーバーワークは
過剰なトレーニングを繰り返すことにより、
疲労が徐々に蓄積し、
回復が追い付かなくなった状態
のことを指しています。
トレーニングのやり過ぎることにより
逆に筋肉の発達を阻害してしまうような状態です。
現在、youtube、Twitter上などで
オーバーワークがあるのかないのかで
少し意見が飛び交っていたので、
個人的な考えを述べていきます。

個人的にはオーバーワークは存在すると考えています。
ただし、どれぐらいからオーバーワークなのかは
個人差があるため分からないが答え
だと思っています。

この事を書こうと思ったのには
理由がありました。
まずはこちらのTwitterをご覧ください。


こちらはフィジーカーより絶大な人気を誇る
山本〇徳先生のツイートです。
「過度なトレーニングは呼吸能や耐糖能を悪化させる。
オーバーワークは存在する」
といった内容で、ご丁寧に論文も添えていただいております。
論文タイトルは
健常者における過剰なトレーニングはミトコンドリア機能低下を招き、耐糖能低下を引き起こす
かつてボディビルダーでもあり、現在筋トレ系のYouTuberとして
活躍している先生がこのようなタイトルの論文を
引用した場合、トレーニングとは何を指しているか。
普通なら筋トレのことを指していると考えますよね


違うんですよ。
この論文なんとHIITの話なんですよね。


普段運動をしていない一般男女を対象とし、
合計90分/週のHIITならオーバーワークにならず、
152分/週のHIITでオーバートレーニングの兆候が見られたそうです。
運動していない人に、コーチが付いて、
全力でHIITやったらかなり辛いですよね。
ちなみに、この論文ではトレーニング経験者については対象外ですし、
そもそも筋トレには関係の無い論文になります

ミスリードとはまさにです。
この先生はベンチプレス230㎏?ぐらいまで上げれるのに、
ダンベルフライだけで大胸筋が育つよみたいな、
ミスリードが度々あるので、情報をよく読み取ってください。

また別の話になります。
とある大御所ボディビルダーがyoutubeにて、
オーバーワークなんて存在しないかのように
発言していました

そのボディビルダーのトレーニングを見ると
どう考えてもオーバートレーニングでしょと
感じるほどにトレーニングを行っています。
ただ、”その方”ではオーバーワークにならないだけです。
他の人が同じトレーニングを行ったら
オーバーワークになる可能性はあります。

オーバーワークは消耗と回復のバランスが崩れると起こり得ます
消耗とはトレーニングだけのこと指している訳ではないです。
神経系の疲労、仕事の疲れ、ストレスなども含めての消耗です。
回復も筋肉痛が取れるだけではないです。
神経系の回復、精神的安定なども含めて
回復していない状態が続けば、
オーバーワークにもなります。

ここからがオーバーワークですというラインは
自分でトレーニングをしながら見つけていくしかない
です。
他人が分かるものでは絶対に無いです。
まして、この人が言ってたらからこの量はオーバーワークだ
なんてのはありえないものです

体感的な怠さや、トレーニングのやる気出ないなど、
自分自身にしか分からない部分が、
オーバーワークの兆候です。
それらの体の兆候を見逃さないようにしてください。
ただし、横紋筋融解症には注意。

まとめ

個人的にはオーバーワークには
毎回ハードに追い込んでいるか、
BIG3系の高重量を限界まで毎回やってない限り
そう簡単になるものではないと思っています。
ただこれは私個人の話です。
他に人には当てはまらない可能性もあります。
なので自分の感覚が一番重要なのかなと思います。
筋肉が育たないと言っている人は
そもそものトレーニング自体の質にも
目を向けてみると何か変わるかもしれません

疲れたら休めばええ
疲れてるんやから

Eiji Kameyama(1994~)

この記事を書いた人

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。