KONDOです。
今日は「ダイエット」について。
毎年面白いように新たなダイエット法が出てきますね。
朝バナナダイエットだとかホットトマトダイエットとか
16時間断食だとかいろいろ。
そして流行りは消え流行りは消えを繰り返します。
流行ることはいいとしても
消えることに疑問を覚えなければいけませんね。
・・・効果があるなら消えないはずですからね。
禁忌
「何を食べたらいいか分からない」
ということをよく聞きますけどそれよりも
ダイエットにおいてやってはいけないことをまず覚えましょう。
最もやってはいけないこと
それは
食事を抜くこと
であります。
最近というか数年前から
「断食」「プチ断食」(ファスティング)が流行り
実施している人が多いというのは事実です。
何よりこれらが実施されやすい理由として
何かをプラスにするのではなく
マイナス(食事を)にするだけという
取っ付き易い点です。要するに単純だからですね。
そう、ダイエットにおける重要な点である
「足し算」ではなく「引き算」の構図なのです。
断食の消化器官を休めるとか抗炎症だとか
そういう類のよく謳われてる効果については
今回は一切触れずダイエット(除脂肪)にのみ
焦点をおいて記述していきます。
食事を抜いてはならない理由
食事を抜く・回数を減らすということは
1日あたりの総摂取カロリーがかなり低くなります。
筋肉に限らず髪や爪、皮膚、血液・その他細胞
それら全てが食事からの栄養素で成り立っています。
故にその栄養素の量が1日の推奨量よりも
遥かに低くなればやはり何かしらの影響が出ます。
基本的に「栄養素の欠乏」による心配は日本を含む
先進国ではあまり考えられない事象でありますが
それをわざわざ貧困や飢餓で苦しむ国に
寄せていっている様なモノです。
が、しかしこの手の話をすると糖質制限信奉者や
断食信奉者の方々は
「栄養素の摂り過ぎで体内の・・・・」みたいに
反論を始めるのですが「どの栄養素が摂り過ぎなの?」と
質問を投げかけられたらちゃんと答えられるのでしょうか。
そもそもですが「摂り過ぎ」と自らが答えているように
量が問題なのでしょうから根本的な話で
食生活に問題があると言っているようなものですよね。
なぜ0か100かみたいな食生活にする必要性が
あるのか謎です。
少し脱線しましたが
食事を抜く→様々な栄養素が欠乏する
→様々なリスクが上昇する
ということを念頭に置かなければなりません。
メリットだけ盲目的に信じてもダメです。
筋肉は簡単に裏切る
「筋肉は裏切らない」という言葉を
聞いたことがある人も居るのではないでしょうか。
確かに筋肉に対してデメリットなことをしない限り
ほぼほぼ裏切ることはないでしょう。
しかし筋肉という生命体は我々と
Give & Takeな関係性が成り立っていないと
見切りをつけ裏切ります。
そのGiveとは、そう、「食事」です。
しっかりと食事を与えないと、“消えます“。
身体はとてもよく出来ています。
体内に十分な栄養素が入ってこないと
以下の様に考え行動されてしまうのです。
十分な栄養素が入ってこない
→このままじゃヤバい
→エネルギーを作り出せ!!
→どこから作り出そう・・・?
→あ、存在してるだけでエネルギー喰う筋肉減らそ!
→筋肉分解してエネルギーを作り出しちゃえ
という様な動きになってしまうわけです。
さて、筋肉が消え(分解)されてしまうと
何が起こると思いますか??
みなさん大好きなワード「代謝」が落ちます。
そして骨格筋量が減ることによる体温低下等
免疫機能にも影響が出てくるでしょうね。
ということで栄養素が十分に入っていない状態だと
筋肉が消え代謝が落ち結果的に
以前より太りやすい身体が形成される訳です。
その食事を抜く・摂らないというダイエットで得た
刹那的な数値(体重)の減少の代償で
大切なモノを気づかないうちに失っているのです。
過去に糖質制限や食事を抜いたり
極端にカロリーカットした食事でダイエットして
すぐにリバウンドした経験がある人なんて
星の数ほど居ると思いますが
すぐにリバウンドする要因として結局は
- 抜いた食事分を元に戻すから
- 筋肉が以前より減っているから
ですから目先の結果だけ求めると
後々後悔する結果になってしまうのです。
メリットは置いといてリスクも認識を
「筋肉なんてそんな簡単に落ちないんじゃないの?」
って思うかもしれませんしそうであってほしいと誰もが願いますが
実際はやはり簡単に落ちると思うべきですね。
鍛えなければ歳と共に衰え、消えていく。儚いですね。
又、摂取カロリーと消費カロリーの誤差や
減量(ダイエット食)による食事内容に対するストレスホルモンの分泌
など仮に減らないとしても減りやすい環境であることは
間違いありません。
ストレス無くダイエットというのも感覚としては
ストレスを感じなかったかもしれませんが
体内ではストレスでしかないということを忘れてはいけません。
さて筋肉が減ること以外に
糖質制限などの栄養素の極端な摂取制限、
断食・プチ断食・断続的断食・1日1食などなどの
欠食ダイエット法の
食事・栄養素を抜くことでどんなリスクがあるのか記述します。
- 耐糖能異常
- 糖質代謝異常
- 体内コレステロール値上昇
- 骨密度低下
- 骨粗鬆症リスク上昇
など挙げればキリがありません。
上記リスクを見て「あれ?」と思った人は察しが良いです。
そう糖尿病リスクが爆上げされる訳です。
後日詳述しますけど、当たり前の話です。
糖尿病とは糖質の摂り過ぎでなる訳ではないですからね。
あと体内コレステロール値の上昇という面は
後日詳述時に書きますが欠食によるメリットを肯定する
論文の中に大多数存在しています。
なぜだと思いますか????考えてみてください。
代謝って狂わすと大変ですよ、一生治らんかもです。
水掛け論的な流れ
例えば少し勉強した断食の指導者ですと
「食事を摂らないと筋肉が減ってしまうから
最低限の糖質とアミノ酸を摂ればいいのでは?」
と考え最低限の糖質とアミノ酸を摂らせる様ですが・・・
あまりにも短絡的な考え方だと思います。
「最低限ってどのくらいの量??」って思いませんか。
十人十色必要な糖質量って違うはずですし
あなたは糖質が最低限このくらい必要ですね
あなたはアミノ酸がこのくらい必要ですね
って言い切れるはずがないのですが、謎です。
そもそも糖質とアミノ酸は筋肉だけのための栄養素では
決してありませんからね。
欠食すると筋肉が減るという認識がある
ということだけ、それは分かる考え方ですね。
そしてそのアミノ酸というのは無論20種類ですよね。
まさかとは思いますが分岐鎖アミノ酸のみ3種や
必須アミノ酸だけとか、言わないですよね、まさかね。。笑
仮に20種類だとしたらアミノ酸スコア100の食品か
ホエイやアミノ酸全種含んだサプリメントを
摂る必要がありますね。じゃあ結構口にするんですよね~。
しかし面白いのはここからです。
逆に「アミノ酸を摂り過ぎてしまうと・・・」と
次は断食時のアミノ酸摂取量によるデメリットを
言い出します。
・・・もうそんな厳密に栄養素量管理できるなら
普通に食事管理した方が何のデメリットも無く
ベストな食生活送れると思うのですがね。笑
欠食によるダイエット効果
結論から言えば、除脂肪体重”は”減るでしょう。
除脂肪体重というのは字の如くです。
体脂肪量を除いた体重ということです。
・・・それが減るってことです。
=体脂肪率が増えるってことです。
ややこしいですかね?
体重計に乗って目にする体重自体は減ります。
ただ体組成的に体脂肪が減る訳ではなく
筋肉と体内水分量、骨が減る訳ですから
体重の占める体脂肪の比率はそのままに
他が減るのですから体脂肪率は上がるのです。
欠食ダイエットによって体脂肪は減らない?
もちろん少しは減りますがその割合はかなり低いです。
証拠に元の食事内容に仮に少しずつ戻していったとしても
確実に体重は元に戻るか筋肉分数百グラム程度減ります。
やれば分かりますよ。
簡単な話インフルエンザや何かしらの病気で寝込んで
あまり食事を摂らなかったら体重が落ちていますよね。
でも完治して数日すると体重元に戻っていませんか。
それと全く同じです。当たり前の話です。
糖質からのエネルギーつまりはグリコーゲンは
肝臓と筋肉に貯蔵されるのですがその際水分が引っ付き
貯蔵される訳ですから水分量が増えるのですから。
よくある例えで乾いたスポンジです。
それに水を与えるとタプタプひたひた水分を吸収しますよね。
そのスポンジをギュッと握れば水分が出ていきます。
でもまた同じ量与えれば元に戻りますね。
あなたは一生食事抜いて過ごすつもりですか???
増えてはまたダイエット、増えてはまたダイエットと
一生繰り返つもりならOKだと思います。
まとめ
- 糖質制限は糖尿病リスクを増大
- ケトジェニックダイエットも糖尿病リスク増大
- 糖質制限・ケトジェニックダイエットは
耐糖能異常や糖質代謝異常を来す - ケトジェニックダイエットは骨粗鬆症リスクを増大
- 断食によるダイエット効果は皆無
(筋肉が分解され水分が排出されるだけ) - 断食による体内コレステロール値上昇
身体はよく出来ています。
後日詳述する記事は論文武装します。覚悟を!!!笑