みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
本日より新年度が始まりましたね。
今年度のスタートとともに、
筋肥大に対する最善RM数(レップ数)の
論文が新たに発表されました。
今回はその論文を引用していきます。
現在のレップ数に対する認識としては
高重量で低回数(1~5RM)が筋力、
中重量で中・高回数(8~12RM)が筋肥大
というのが共通認識であると思います。
先に言ってしまうと、
今までの認識とは”ズレ”が出る研究です。
メタアナリシスとかではなく、
あくまでもその可能性を示唆しているぐらいの
感覚で見ていけばいいかなと思います。
引用
今回の論文はこちらを引用しています。
結果から言うと、大胸筋において
4RM、8RM、12RMの体積量の変化に
有意な差は見られなかった。
4RM(11.1±4.3%)>8RM(10.1±5.1%)>12RM(11.3±4,5%)
微々たる差ではあるが、
ほぼ、体積的な変化は無かった。
1RM(最大挙上重量)においては、
4RMと8RMにおいては有意な差が無く、
12RMにおいては有意に低かった。
方法
対象は健康な男性42名(19.5歳~24歳)。
高負荷×低回数(4RM) ×7セット、
中負荷×中回数(8RM) ×4セット
低負荷×高回数(12RM)×3セット
非対称群の4グループを対象に、
トレーニング内容はベンチプレスを実施。
論文としてはこのようになっています。
過去の認識、結果との”ズレ”があった理由に
過去の研究はピーク部分の筋厚と断面積を
求めていたため、正しく評価されなかったと記されています。
面積などではなく、正確に評価するためには
筋量を調べる必要があると述べられています。
まとめ
高回数嫌いな亀山大歓喜です。
私はこの論文を支持します。
これは見解ではなく、好き嫌いです。
そんな話は置いといてと。
あくまで研究対象のトレーニング歴や
年齢などがあり、一個人に当てはまらない場合が
あることをご理解ください。
この新しい結果は、
今後の研究方法にも変化が
見られると思います。
今後の研究においてこの結果が
支持される場合、トレーニングメニューの
組み方にも更なる変化が必要になります。
昨日まで正しかった事が今日には間違いになっている。
そんなことがざらに起こる業界のため、
自分のやり方を信じると言うのも一つの手です。
継続が一番の力です。