KONDOです。
今回は普段日常生活において口に入りやすい
最も危険で避けるべきものについて詳述します。
日本で何故禁止されないか?
あのジャンキーファッティ―なイメージのある
アメリカでさえトランス脂肪酸を全廃する様な
方向性になりつつあり実際にアメリカでは
スナック菓子などにあまり使われなくなりました。
「アメリカのお菓子は身体に悪そう!」ってのは
もはや偏見になりつつありますね・・・
日本は農薬や甘味料等の添加物の使用において
比較的緩く遅れていると言われていますが
私にとって最も遅れているというか疑問なのは
トランス脂肪酸を使い続けているということです。
では、なぜ日本でトランス脂肪酸が使い続けられているか・・・
それは
「日本人の総摂取カロリーに対してトランス脂肪酸の摂取量が
他国よりも比較的低い」からです。
平たく言えば、
他国より日本は比較的摂取量低いからまあいいんじゃね
って感じです。
摂取量
WHOではエネルギーの1%未満を推奨しています。
1%はおおよそトランス脂肪酸2g/日 程度です。
ちなみにトランス脂肪酸2gというのは
スナック菓子100g前後ですかね。
要するにスナック菓子やジャンクフード、
レストランやファストフード店での揚げ物などを
頻繁に摂取している人は要注意ということです。
日本ではトランス脂肪酸の含有量明記が
義務化されておりませんのでこういう点でも
日本の成分表示等はダメだなって思います。
トランス脂肪酸の危険性
糖尿病発症の可能性を高めます
参照先:https://journals.plos.org/plosmedicine/article?id=10.1371/journal.pmed.1002670
インシュリン抵抗性を増悪→糖尿病
参照先:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2654180/
善玉コレステロールを減らし悪玉コレステロールを増やす
参照先:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27394654/
全身の炎症反応を増悪
参照先:https://www.researchgate.net/publication/8648802_Dietary_intake_of_trans_fatty_acids_and_systemic_inflammation_in_women
ということで挙げるとキリがないほど極悪です。
摂取してメリットになることは無いと言い切れます。
糖尿病=糖質の過剰摂取
とイメージを持っている人が多いので驚きだと思いますが
脂質であるトランス脂肪酸を摂取しても
糖尿病発症リスクが増加するのです。
糖尿病は実際糖質が諸悪の根源ではないのです。
(これについては後日後述)
考え方・捉え方
実際トランス脂肪酸の危険性については
世界的に広く知られていますが
確かに日頃からスナック菓子やファストフード、
菓子パンなどを食べる習慣が無い人には
あまり健康被害を考える必要性は無い事象ですが
パーソナルトレーナーとしてパーソナルジムに
長年勤めているとそういう食習慣の人に
頻繁に出会いますから現実的には
”日本人はトランス脂肪酸摂取量が他国と比べて比較的低いから大丈夫”
は罷り通らないと思います。(あくまで経験を基にした個人的な意見)
多くのパーソナルジムが
「スナック菓子や揚げ物など脂っこいのはカロリーが跳ね上がるから避けて」
と指導されるかと思いますが
私的にこういう観点からも摂取すべきでないと
改めて警鐘を鳴らします。
考え方・捉え方2
トランス脂肪酸をメーカーやお店が使うのは何故か?
それは単純です。「コストが安いから」です。
だから「ウチは油が違う」としてトランス脂肪酸を
使っていないことを明言して宣伝する製品や店もありますね。
ですがトランス脂肪酸の使用を控えた場合
飽和脂肪酸の摂取量が上がる傾向にあります。
トランス脂肪酸よりはマシだけどもコレもコレ・・・
なので飽和脂肪酸よりオリーブオイルや魚油が良い
と健康に関心がある人は頻繁に耳にするのです。
まとめ
なんどかブログで記述しておりますが
何を食べるかよりも、何を食べないか
です。