伝説のレガシー。本物のスコットカールベンチ到着。

 KONDOです。
興奮が止まりません。

ファンモンODA

あー。また買ったんですね・・。

オタク亀山

どこに置くんですか・・・

KONDO

許してくれや。

プリ―チャーカール

 上腕筋がメインで上腕二頭筋はサブ
そんな認識を個人的に持っています。
支点が肘か三頭筋なのかでその優位が
変わってくる的な考えも一般的になってきましたが
でも東大教授の石井直方先生も仰っているように
あくまでもメインは上腕筋かなと思います。
現行のプリーチャーカール台ですと
あのよく分からない謎な角度とパッドの薄さによって
何も意識せずに腕を置いてカールをすると
二頭筋は緩み(筋肉は緩んでいると力が出ない)
最終的には肘に支点が移り
結局は単純な肘の曲げ伸ばしになってしまい
二頭筋の肩関節屈曲の補助動作を制御するカタチとなり
上腕筋のエクササイズに結局行きついてしまいます


個人的には私はかなり器用なタイプなので
二頭へずっしり乗せることができます。
でもやはり上腕筋の疲労度が強めです。
感覚的なボディビルディング技術で
その負荷のかかる比率を調整できるのかなと
思います。とりあえず”腕”ってイメージを

個人的には両方鍛えちゃいなよって思います。

歴史

 1960年代のボディビル界のスーパースター
Larry Scott氏は凄まじい大きさの
上腕二頭筋を持つ初代Mr.Olympiaです。
彼が好んで行っていたエクササイズが
パッドに腕を固定してカール動作を行う
今でいうプリーチャーカールでした

世界1の肉体を持ちアイコン的な巨大な腕、
それを作り上げているエクササイズは何か
ということで世間で”スコットカール”と
プリーチャーカールを呼ぶようになりました。

つまりプリ―チャーカール=スコットカール
なのでプリ―チャーカールを
Larry Scott氏が考案したエクササイズと
思っている人も多いのですが実は違います。
The “Iron Guru”(鉄の達人)と称される
Vince Gironda氏が背景に居ます。

彼はVince’s gymのオーナーであり
Larry Scott氏は既にプリーチャーカール台が
スコットカールと世間に広まる以前に
Vince’s gymに存在していたと語っています。
The west Coast Bodybuilding Sceneなどで
Old Scoolな感じを学ぶことができますよ。

KAMEYAMA

起源はそこですか・・・
興味深いですね。

現行の製品たち

 謎です。現行の製品はほぼ90%が謎です。
24時間制のジムやフィットネスクラブには
基本的に私個人的に嫌うプリーチャーカール台が
導入されていると思います。
どういう製品なのかと言えば
スキーのジャンプ台かな?と思うほど
鋭角な角度が付いたプリーチャーカール台。
パッドは薄くモノによっては沈み過ぎますし
この角度が鋭角なパッドだと二頭筋が緩みますし
三頭筋を支点にしようとも態勢を
後ろに引いたりするなど工夫が強いられ
フォーム的に力を出しにくい状態が作られます

これではPerfectなカールにはなりません

あとは経験上ですが
ジムで見かける限りでは基本的に肘支点になり、
三頭支点でスタートしても
疲労や力の出なさから肘支点で後ろ重心になる
といった感じになる傾向が強いです。

ご意見番

あー、確かに。
みんな肘支点で後ろに体重かけて
ウェイトを持ってきているイメージ。

現行の製品たち2

 なぜそういったフォルムのプリ―チャーカ台が
現行で多いのかは分かりませんん。
もしかしたら上腕筋を鍛えるモノとして
しっかり割り切ってデザイン・製造している
と考えても良いかもしれません
ね。
で、あるなら全て納得はいきます。

ファンモンODA

でも現行の製品の中にも
座るところを設けずに
両面使えるようにして
一方は鋭角で他方は垂直に

なっている製品ありません??

KONDO

最近冴えてるね!!
そうなんだよね。
上腕筋メインでやらせるのを片面、
三頭をみっちりつけさせるのをもう片面に
デザインした製品もある

ファンモンODA

じゃあ現行の製品でも良くないです?

KONDO

確かにその通り。
ただパッドの厚みが足りない形状
あとは鋭角の方の面の角度の悪さ。
胸及び三頭を最初は付けていても
上腕二頭筋の収縮をより求めて
肩関節の屈曲動作を意識しようとすると
パッドが薄いから離れやすいんだよね。
だから結局ユーザー側の力量に
委ねられてしまう
ってことです。

ということで、私が今回探し求めて3000年。
ようやく手に入れてた世界遺産。
40年以上前の本物のシリアルNo入りの
スコットカールベンチは
その点しっかりした厚みと独特なR型というか
かまぼこ形状はパーフェクトなカールを生み出すのです。

観察してみよう

これがVince’s Gymにあったプリーチャーカール台。
もしかしたら世界のどこかには
これよりもプリーチャーカールの起源となるものが
存在していたかもしれませんが
私の中ではこれがオリジナルです。

今回導入した40年以上前のスコットカールベンチ

レザーは張り替えてあります。
ご覧の通り全く同じ形状ですね。

そしてこの厚みと独特な形状
これによりパーフェクトなカールが創出され
一般的に現在普及している
プリーチャーカールベンチとは雲泥の差が出ます。

某JBBFトップ選手が運営するジムでも
現行のプリーチャーカール台に
ウレタン?か何か自作のパッドを括り付けて
この形状に寄せています。
つまり、そういうことです。
こういう感じがベストなんです。

是非本物のプリーチャーカールを行いにご来店ください~

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